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時刻表に乗る vol.2


そもそも時刻表ってどんなもの?


 時刻表を一度でも読んだことのある方はご存じだと思うが、縦軸に路線の各駅が記載され対象の列車が何時何分に各駅を着発するのかを延々と記載した、タイムスケジュールの集合体のような冊子である。
 到着時刻まで記載されているのは、大きな駅だけで、細かい途中駅は発車時刻だけ記載されている。


(表1)時刻表

 鉄道のダイヤは各鉄道会社が、ダイヤグラムと呼ばれる、縦軸に駅と距離、横軸に時間とする車両の運用管理から営業車両の動きまで管理できるようになっているグラフ(市販されていない)を作成し、そこから営業部分の時刻を数値表記して列車ごとに並び替えたものが時刻表である。
 時刻表の一般読者である私のような人種は市販されている時刻表からダイヤグラムを書き起こすといった、いわば逆の作業をやることが楽しみの一つとなっている。

(表2)ダイヤグラム

[参考文献]
(表1)JTB小さな時刻表2021年秋号
(表2)鉄道ピクトリアル2023年8月号


(余談)サムネ写真解説
C58形蒸気機関車は国鉄の前身である鉄道省、運輸通信省、運輸省が導入した国産型蒸気機関車である。ローカル線の客貨兼用の機関車として製造された。写真の322号機は戦前に製造され、主に国鉄二俣線などで活躍した蒸気機関車だそうで、静岡県三島市の楽寿園に静態保存されている。

運転席内部


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