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劇場番長見取り図の劇場卒業に今思うこと

皆様、こんにちは。ふと前髪です。

本日、見取り図のよしもと漫才劇場卒業が発表されました。
おめでとうございます。
base、5up、マンゲキ、と大阪の劇場を支えてきた劇場番長の門出は本当におめでたく喜ばしいことだなあと思います。

このnoteを読む前提として、その卒業発表を聞いて感じた私自身の率直な気持ちを書いたものであるということをご理解いただけますと幸いです。

こういう時、いつも思うのですが、ファンは「寂しさはほとんどありません」「嬉しく思うばかりです」と言うべきなのだと思います。もちろん、嬉しく思う気持ちはあります。本当に嬉しいです。ですが、正直、私はそれだけではない複雑な気持ちもあります。そんな私の今の率直な気持ちを忘れないように備忘録として綴っておきたいと思います。先に言っておきますが、面白くはないと思います。笑

※前、関西ローカル番組を卒業した際に書いたノートから加筆修正を加えている部分もあります。ご了承ください。

卒業の時期

正直な話、見取り図が2018年のM-1で初めて決勝進出した日から、私は必ずこの日は来ると思っていました。「見取り図が売れないわけがない」とそう確信していました。ですが、2018年、2019年と決勝進出して、テレビへの露出は増えましたが、爆発的に売れるということはありませんでした。

転機は2020年のM-1でした。最終決戦まで進出し、テレビへの露出が爆発的に増え、売れっ子の仲間入りを果たしました。

2020年のM-1が終わったその日、「いよいよ見取り図の東京進出、マンゲキ卒業が現実味を帯びできたなあ」と思いました。その後、何度かマンゲキのスケジュールに見取り図のお名前がないことが続き、その度に「いよいよかな?」と思い続けていました。

ですが、今年の夏から秋にかけて、東京でおうちを探し始め、東京のお家に住み始めても、マンゲキ所属のままでした。

なので、最近は、勝手に「このままマンゲキ所属として東京で活躍していくのかな〜?」なんて思っていました。そんなことを思っていた矢先だったので、上手く言葉に出来ないけど、グッと胸が締め付けられるようなものがありました。

見取り図とマンゲキ

もう私の中では見取り図=マンゲキくらい、見取り図を語る上でマンゲキは欠かせません。これは、マンゲキで日々頑張る見取り図を応援させていただいていたから、ということも十二分にあると思います。マンゲキに彼らがいるのは当たり前で、そこで輝く彼らもまた私にとっては当たり前の光景です。

見取り図とマンゲキの組み合わせは、私にとって何にも変えられない特別なものです。だからこそ正直、マンゲキの所属メンバーに見取り図が居ないことが全く想像できません。

どこだったか忘れてしまったんですが、見取り図が初めて“劇場番長”と呼ばれた日、私はすごく嬉しかったことを覚えています。こんなにおふたりにぴったり当てはまる称号はないなと感銘を受けました。

本当に劇場の番長です。常に背中でみんなを引っ張り、マンゲキをいつもいつも盛り上げていました。

背中でみんなを引っ張るかっこいい兄さんはよく「僕らは遅咲きなんで」って言います。霜降りやコロチキ、ミキなどの多くの後輩芸人さんの東京進出を大阪から見ていたということも関係しているかもしれません。

東京進出していく後輩の背中をみるのは喜ばしいことでもあり、悔しいことでもあったと思います。そんな苦悩に自分たちの力で、自分たちの漫才で打ち勝ったお二人が、遂にマンゲキを卒業し、全国に殴り込みます。本当に満を持してです。マンゲキが好きな私としては、いよいよ総本山が動き出したような気持ちです。

まず私は、そもそも見取り図のお二人を「遅咲きだ」なんて思ったことはありません。というか、咲くだけでも大変な芸能界で今大輪を咲かせているんですから、「今のままでもう120点じゃないか!」と私なんかは思ってしまいます。

でも、飽くなき向上心を持つお二人は、さらに大きな花を咲かせるために、マンゲキ卒業という道を選ぶのだと思います。

喜びも楽しみも苦しみも詰まったよしもと漫才劇場卒業は、本当におめでたいことだなあと思います。

マンゲキ広報大使見取り図

見取り図のテレビでの露出が急激に増えてから、もう1年が経ちます。

この一年で、見取り図は色々な媒体でマンゲキのことを紹介したり、ことある事に「劇場に生のお笑いをみにきてください!」って仰ってたり、ずっとずっとマンゲキの広報大使でした。お忙しい合間を縫って、常に劇場にも立ち続けて下さいました。

そして、今年は遂に、アメトーークで「よしもと漫才劇場芸人」が放送され、そのリーダー席に彼らが座ったりもしました。

色んなところでマンゲキを紹介し、広める姿は、最高の劇場番長であり、最高の広報大使でした。

2020年のM-1終了後から、見取り図がどれだけマンゲキファンを増やしたのか。どれだけの人が見取り図きっかけで、マンゲキの、漫才の魅力を知ったのか。信じられないほどの大きな功績だと思います。

祝福と相反する自分の気持ち

新たな門出、更なる飛躍に祝福の気持ちがあるのは事実です。ですが、寂しい気持ちもあります。いいファンとは?と真剣に考えた時、多分ここで「寂しい」と言ってしまうのは、いいファンとは言えないと思います。ですが、備忘録ですので、そんな私のダメな部分も書いておきます。

劇場ロビーのパネル

見取り図も芸歴を重ね、取れる賞も限られてきました。ですが、芸歴を重ねたからこそ、彼らが取れる賞はどれも大きなものばかりです。

賞やなにかの大会で優勝した時、見取り図のパネルがマンゲキのロビーに並ぶことはもうないんだと思うと、あのパネルが並んでいる喜びをもう味わえないんだと思うと、これから「どんな大きな賞をとった見取り図が並ぶんだろう」とワクワクしていただけに、寂しいなあという気持ちもあります。

見取り図のテレビでの露出が増えた時には、もう既にご時世のウイルスが流行っていたので、この流行が落ち着いたら劇場に来ようと思っていた方々に、あのかっこいいパネルをみてもらえないのも、個人的には少し寂しいです。

よしもと漫才劇場所属見取り図

私はこの響きが大好きです。

特に、今年一年このフレーズを聞く時は、よしもと漫才劇場を代表し、そこにいるような、まさに劇場番長の雰囲気を感じ、いつも嬉しくなりました。マンゲキのことを紹介する時に「僕達も所属している〜」と毎回仰っているのにも勝手に愛を感じていました。

当たり前ですが、もう「よしもと漫才劇場所属見取り図」を聞くことは無いのかと思うと、マンゲキの広報大使として頑張ってくださったおふたりの努力に感謝すると共に、寂しい気持ちも湧いてきます。

劇場番長のポテンシャル

先程述べたように、寂しい気持ちもあります。
ですが、一番思うのは、「見取り図だもん。そりゃ行くよ。大阪に収まる器じゃないよ。」ってことです。

マンゲキ卒業はいつか必ず来る未来であることは、見取り図を見ている全員が分かっていたと思います。もちろん、彼らは、マンゲキでも輝いていましたが、マンゲキだけではなく全国で輝けるほどに魅力溢れる漫才師でありお笑い芸人です。大阪に収まる器じゃありません。

そんなことは伊達にファンを何年もやってる訳じゃないのでよく分かっています。どう考えても多くの人に認められ、多くの人の前で輝き、日本中にその名を轟かす漫才師でありお笑い芸人です。

見取り図はそんなコンビなんです。

見取り図が、他の芸人さんと切磋琢磨し、成長した場所がマンゲキであることを1マンゲキファンの私が誇りに思えるほど、彼らは凄いんです。でも、見取り図にはマンゲキだけでは狭すぎます。もっと広い世界を見れるし、そのてっぺんにだって立てます。私はそう思います。

お二人自身も、更なる飛躍のためにマンゲキを卒業なさるのだと思います。こんなに売れっ子になってもまだ上を目指して突き進む彼らだからこそ、私は見取り図のファンになりました。どんなときも周りへの感謝を忘れず常に上を目指す、彼らはそんな漫才師でありお笑い芸人だと私は思います。

この状況でレベルアップ、スキルアップのための決断が出来るお二人だからこそ好きなのです。

だからこそ、そんなお二人の決断を心から応援したいとそんなふうに思います。

結びに

見取り図のいないマンゲキになると思うと
少しばかりの寂しさはありますが
ここまでの見取り図の努力と軌跡に
最大の敬意と感謝を持って
これからも全力で応援させていただきます

見取り図の新たな門出に
心よりお祝い申し上げます

よしもと漫才劇場ご卒業おめでとうございます


結びにはなりますが、見取り図の更なるご活躍を心よりお祈り申し上げます。



P.S.
他にも色々書きたかったですが、今の率直な気持ちだけをまとめました。詳しいことはまた、気持ちをきちんと整理して、卒業公演終了後に、別のnoteで更新します。(誰も興味無いと思いますが…)

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