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1/28 朝の夢

パソコンとスマホをなんかしていた。
お姉ちゃんが明日にはまた帰ってしまうからそれまでにパソコンのデータをなんかしなければならない、お姉ちゃんは出立する準備をしている、風呂の後か髪が濡れている。少し慌てていたら画面に現れてるサイトの変な詐欺的なボタンを間違えて押してしまいカジノとエロが合わさったような画面に飛ぶ。ウイルスに感染したかもしれない。
それを何度か閉じながら(画面をクリックするたびに飛ぶからめんどくさい)、タブレットを操作しながら廊下を移動し、リビングに。さっきは、姉は和室にいてあれはお婆ちゃんの部屋だった。
リビングは明るく、僕は気づいてないが朝になっている。和室は夜だった。
もうみんな起き出していて、それぞれの朝を過ごしている。子供はもうおもちゃで遊んでいる。タクラさんが座っていた椅子をそのままにしてどっか行った椅子に座ると、壁一面の窓と、朝日を透過して光っている白のレースカーテンのあいだに、動く緑の塊がちらりと見えた。葉っぱが生き物の形になって窓に張り付いている。
なんと葉っぱに擬態するカマキリだ!カマキリは薄さまで完璧に葉っぱで、太陽の光を通してきらきら輝いていた。二匹いた。
大勢人がいて、ゲストハウスか。コーヒーを飲んでいる「雰囲気」がする。まだみんな寝支度のままで、洗顔に行ったりお喋りしたり、おもいおもいの朝。
カマキリが二匹とも飛んできた、細かいびらびらの透明な体躯。まるで花びらについた雨がそのまま凍ったように繊細で緻密な形。一匹は床に、一匹は僕の頭にとまった。
動きを止めたカマキリは完全に花びらに移行して、ピンク色になっていた。皆物珍しそうに「きれ〜」と言って頭を覗いてくる。
鏡で見てみようと洗面所に行くと、男友達はみな髭剃りやら洗顔で、せまい洗面所はいっぱいだ。樋口くんが僕の髪を掴んでカマキリを覗き込んで携帯で撮ろうとした。僕も撮ろうとスマホを立ち上げカメラを開くと画面はカジノサイトが現れて、ここでもいちいち、あわよくば間違えてボタンを押して引っかかれ、という悪意を前にしてげんなりした。


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