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花がふってくるとおもう

mtrikaです。
ボカコレ3日目になりました。本当にたくさんの新曲のなかで、出会って聴いていただき本当にありがとうございます。mtrikaは↓の曲で参加しています。

コメント、引用RTなどでたくさんの素敵な感想をいただいたので、作った側としても何かコメントしたいな、と思って書いています。
作品は制作された瞬間から作者を離れていき、聴いていただいたその人の解釈が作品になります。ですので作者のコメントは「正解」ではなく、あくまでこの作品の解釈のひとつと思っていただけると嬉しいです。


題:3月(旧暦)の呼び方のひとつ。その前に出した十五夜が旧暦8月15日で、ほぼ暦の反対側。旧暦は太陰暦なので、月の満ち欠けを基準にした暦です。いいですね。ちなみに植物のハナミズキの花言葉は「永続性」。

連作:「群雨と時鳥」「十五夜」「花見月」が一連の作品。それ以前の曲が残される者が思い出について書いた歌なのと反対に、この連作は思い出が残される者に対して書いた歌になっています。ちょっとよくわからないかもしれませんが、詳細はアルバムの中で書いていきたいと思います。

月:地球にいないこと。月の重力は地球の1/6。普段認識できないですが、月は年間数センチの速さで地球から遠ざかっています。

ふわり、はらり:「春、あけぼの」

新月の夜:←→十五夜

空を見上げて思ってその遠さを笑って:空の近さに不意にあなたの目が合う(「群雨と時鳥」)。

ピアノ(ずっと観たいのに 1:45〜):チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」4楽章第2主題より。(参考: https://www.youtube.com/watch?v=-QQ5TCNzbcI#t=37m15s )チャイコフスキーが書いた最後の曲です。良い曲なのでぜひ聴いてみてください(長いですがフル推奨)。

花がふってくる:花がふってくると思う 花がふってくるとおもう この てのひらにうけとろうとおもう(八木重吉「貧しき信徒」より)。これも八木重吉にとって最後の作品。また仏教由来で、残された者が思い出すとき遠くで花が降るということ。


以上、いま書けるかなと思うことを書いてみました。よければもう一度聴いていただいて、もし感じ方が変わったりしたらまたコメントや感想などいただけるととても嬉しいです。

mtrika





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