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TomoPoetry、また、また、時は捩れを加える。

拒絶する
きみは なにを
わたしは なにを

世界があたえるもの
必要な食事と
できるだけ深い眠り
野菜少し そして
歴史をまるめたナプキン
時間をスライスするナイフ
それを味わう口

きみの唇は
エジプトの王妃のミイラの口紅の
ふかく時間が染みている
脚を包むのは
ブロードウェイの
車輪の軋みを伸ばした
ストッキング

わたしたちの友人は
高速道路で
はるか遠くの見えないもの
握っているレバーの感触
どちらが心地よいか
まだ なやみながら突っ走っている

歴史書の
死者と娼婦 そして
油でひかる貴族を
意識が無意識に帰る裏通りに立たせてはいけない

わたしたちがさばくのではない
わたしたちが慰めるのではない

朝 目覚めの時
拷問と殺戮のすべてが
かなしみのすべてが
見えているか
道がとだえるその先に
そこで きみの一日の色がきまる

さかさずりのまま
まな板の上で叩かれるぼくの存在形式
できるならファーゴで
直立したクラリネットをつけて
石製楽器を
響かせてくれないか
内臓の脈打つ音が
歴史書をめくると聞こえる
一晩で
歴史を飲み
すべてをうすく記憶する

生まれたことも
すでに死の側にならんでいることも

コーナーキック
そこで折り返す
白髪が青に染まり
シーツが波うつ
潜り戸のほうへ
杖となった脚で
ボールをころがす

ひとの骨はなんども
カタカタなる
ひとの魂は
一度鳴る
聞いて震えるのは天の
ほそい裂け目

いないひとの口笛
半音高く
できたらチェロの音色で

からだをねじる
わたしたちは一対の金槌と台
ふとんの瀬
おぼれる背
鞭のしなり
水の風呂
棒が全身をつらぬく
髪はない
両手はない

音は一日一回
この星をつらぬく

ランボー
きみの脚はまだパリを馬車で巡っている
立つ位置を探して

いっしょに
時を数えよう
槌を下すのを休んで
世界は
これほど静寂になることが
ある

咽喉をくだっていく天の川の水は
渦巻きながらきみを染めている

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