「ビジネスとしての本屋に関心があるものの、独立系書店には興味を持てない私」(191ページ)で語っているように、著者は本屋全体を考えているわけではない。取次店について特別な意見を持っているわけではない。わたしは、ローソン、ファミリーマートへの雑誌配送が、日販からトーハンに変わった時、大きい変化の可能性があると思う。良い方向へか悪い方向へかはわからないが、その時、日販にもトーハンにも、想定していなかった構造上の、あるいは損益上の軋みがあるように思う。それでも、本屋がそれぞれの努力で生き残ることを祈る。
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