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TomoPoetry、時の海のさざなみ

**立ちあがった時 螺旋階段の背骨のために 視線がずれた 緯度はからみあい 時は戸惑い 位置は苛立ち りんごは斜めに落下した ジェットコースターのはやさで ショーウィンドウを はしりぬける記憶 生きる意味は ミントのクレープ 一日の目的を 舐めて ナプキンでふきとる 終わりのない 散歩 道と脚は溶けだしている 時は海 蓑笠手に 歩み始めた背はちいさい 観光バスの列に 隠れながら ながれる 足のリズム 父と母たちの 足音は地に染みている 交接は 万年筆の蒼いやわらかさで そのまま 枕に一滴 跡をのこす 書きわすれたのは 遺跡への道 白いままの地図で 破壊された歴史を もとめさまよう きみの世界に吹く 純白の風 せめて 裸になることがないように コートにまるまって 風が語る歴史を 聴きながら 足から濡れていく 氷に 言葉をきざもうと もう 塩からい波が 脛を洗っている**

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