2020.1.22

生活が詩だったら最高だなといつも思っていた。

タイムラインに流れてくる知らない女の子の自撮りも友達とお揃いのポーチもオールでカラオケしたあとの帰り道も少しだけ中身が残ったままで置き去りのリプトンのミルクティーも思えば全部詩だった。

なんともなかった日々が振り返ったときに詩になる。

それは、生活の中にある本当に一瞬のきらめきで、出来たらなにもかも覚えておいて、形のよい缶にでもしまっておきたい、すぐに取り出せる位置においておきたいけれども、私はどうしても忘れてしまうから、書き留めなかった日々が積もっていく。

それがどうしても悲しくて、悪あがくことにした。

泣きながら乗った終電の電車も2017年から返信が来ないLINEも日の目を見ないこの言葉たちも全部詩にしてとっておきたい。

いつかの自分がいつかの私を振り返ったとき、少しでもその時の日々を思い出すことができるように願う。

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