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Microsoft Word の改行について

日経プラスワンより

今日の日経プラスワン

 昔から疑問でした。Microsoft Word で Enter キーを押すと、それは改段落になるんです。「えっ?それって改行じゃないの?」と面喰った経験があります。ずっと腑に落ちませんでした。Enter キーがどうして改段落なのか。
 今日、日経プラスワンの記事を読んで「どうしてだ?どうしてだ?」と考えあぐねたところ、自分の中で納得できる理由が思いついた。

原稿用紙に作文するとき、改行するのは改段落の時だろ

 小学生の頃に作文をした経験がある。それを思い出してみると、原稿用紙に作文する場合、改行は段落が変わるときのみに用いていた。あんまり国語が得意な方ではないので国語が得意な方からみると異論があるかもしれないけど、自分の中でのルールはそうでした。これに沿って考えてみると、改行は改段落のときに使うが基本。だから、Enter が押されることにより Word が行うのは改段落である。
 ただし、文書を作成するにあたって改行したい場面は多くある。そういう場合は基本を応用して、Shift+Enter としよう。だから、改行するときは Shift+Enter なのだ。こう考えると、これまでモヤモヤ疑問に感じていたことが腑に落ちた。

Excel での改行

 Microsoft Excel を使っていて改行を使う場面がある。セル内で改行したい時だ。その時は Alt+Enter を用いる。そう、これは納得できる。だって、単純に Enter を押すことは、次のセルに移動するを意味するからだ。
 そう、ここで Excel と Word の共通点がある。Excel におけるセルは、Word における段落だ。基本単位をセル段落としているのだ。

けどさ、Enter で改行の方が自然じゃん?

 そうなんだよ、Enter を改行とする方が、なんとなく自然なんだよ。とくにおれは。
 Wordを使っていて、直感的に「改行したい」って感じたとき、Enterを押すじゃん。そのとき「ここは Shift+Enter だな」なんて思わないじゃん。もし仮に自分が小説を書いているとしよう。それなら、改行するにあたり「ここは意味のつながりが途切れないから改段落じゃなくて改行したい」と感じるから「ここは Shift+Enter だな」と思える。そう、自分が小説や作文を書いているならね。
 けど、Word使用者のほとんどは小説や作文のために使ってるのか?違うんじゃないか?使用者の多くは、直感的に、なんとなく、ここは意味の繋がりとかじゃなくて、「紙面上の見ため的に改行したい」という場合がほとんどじゃないのか。それなら、「見ため的な改行」を Enter として、それより意味深い改行である改段落を Shift+Enter とする方が使用者には理解しやすいんじゃないだろうか。Microsoftさん、そこはなんとかならんだろうか。

note 公式のリリース

そういうことをグダグダ考えていたら、note 公式のリリースが目についた。note の編集機能は 2022年4月に大きく刷新された。この中で、Enter の機能が改段落から改行に変更されたのだ。

さすが note さん!分かっていらっしゃる!

Enter 1回押しは改行ですよね!やっぱりそうですよね!
そして改段落(段落替え)は Enter 2回押し!それは直感的に操作しやすい! Shift+Enter なんて使いにくい!同時押しなんてしていると文章を書く意識が飛んでしまう。思考とパソコン画面上の文字が直結してくれなくちゃ。

PC老人会

 なぜおれは Enter を押すことを改行と思い込んでしまったのか。直感的に改行したいと感じただの、意味のつながりがどうだの、いろいろと考えてみたが、結局のところ、単純な答えに至った。
 人生で初めて出会ったキーボードには、Enter じゃなくて 改行って書いてあったから。

ネット上から引用

そう、昔のワープロのキーボードには改行と書いてありました。
だから Enter キーを改行と勘違いし、こんなことに時間を費やしてしまったんだと思う。

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