Cisco Catalyst SD-WANの検証環境をEVE-NG上に構築

割引あり

はじめに

Cisco SD-WANを学習するためにEVE-NG上に検証環境を準備しました。
SD-WANの検証環境を構築する際のContorollerのデプロイ、およびManagerへの登録までの手順をメモとして残そうと思います。

また、

※本記事では質問をする/される側の用語を以下に統一します。 
Contoroller群=Catalyst Manager, Catalyst Contoroller, Catalyst Validator  
をまとめて呼称
Manager=Catalyst Manager(旧:vManage)
Contoroller=Catalyst Contoroller(旧:vSmart)
Validator=Catalyst Validator(旧:vBond)

~ 注意 ~ 本記事の購入と参考にあたり

■1.
本記事ではSD-WANのControllerをEVE-NG上で利用可能にする状態(デプロイ)までを記録しています。そのため、Edgeの登録や通信確認といった部分は本記事に含めておりません。

■2.
EVE-NG上で使用可能なOSイメージは「.qcow2」形式のファイルのため、OSイメージファイルのダウンロード時に .qcow2 形式のファイルをダウンロードして下さい。
※「.ova」ファイルからコンバートする方法でも数回試しましたが、どうも起動がうまくできませんでした。そのため、「.qcow2」形式で入手することをお勧めします。


リソースと構成

■Cisco SD-WAN
・Controller(vManage, vSmart, vBond)のバージョン:20.13.1
・vManageのファイル名:viptela-vmanage-20.13.1-genericx86-64.ova
・vSmartのファイル名:viptela-smart-20.13.1-genericx86-64.ova
・vBondのファイル名:viptela-edge-20.13.1-genericx86-64.ova
※vBondのOSイメージは実態としてvEdgeと同一になります。そのため、vBondとしてのOSイメージファイルは存在しません。

■デプロイ先環境
デプロイ環境:EVE-NG 6.2.0-2 Community Edition

※Cisco SD-WANの20.10以上のイメージをEVE-NG上で利用するためにはEVE-NGのバージョンが最低でもv6.2以上である必要があります。

構成図(EVE-NG上)

ここから先は

617字 / 1画像

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?