これからの会社員の教科書 著者:田端 信太郎

《キッカケ》

仕事で上手くいかない事が多く、上司にも問題はあるかと思いますが、

自分でも出来ることがあると思い、書店を徘徊していたら、本書が目に留まりました。

《大切と思ったポイント》

・体調が悪くても、勝負どころで休まない。ここぞという場面を見極める。・初めて訪問する先は、早くついて訪問先を確認する。
・仕事を振られたときは、制約条件や目的、期限、誰の為に何をするか、などを確認する。
・相手の状況を見て連絡。この連絡方法で相手がどう思うのか考える。ある手段で連絡しても反応が悪いのに、同じ方法をとるのはナンセンス。上手く時間を置いたり、別の連絡方法を取る。
・メールなどの返信は早くする。また、上司から「今月の◯◯の数字は?」と聞かれた際に、スパッと答えられる人は出来る人。普段から準備が出来ている証拠。
・主語を抜きにして話しをしてはいけない。「誰が」「何を」を明確にする
・わからない事があれば、まずは自分で調べる。相手に聞く際は、「自分はこう思うのだけど、どうですか」などの仮説をたてる。
・先輩や上司の仕事を徹底的に観察する。商談の際は、相手の表情などを観察して、どこでどういう反応をしたか観察する。観察される側になったときに、相手は自分を「人として信頼できる人か否か」を見ている。
・「根回し」を大切にする。予め提案内容の懸念点を把握し、反論されても的確に答えられるようにしておく。また「根回し」には順番があり、決裁権限者がいる。ラスボスをいきなり倒しに行くのではなく、一番下の位から相談していく。何かを実現するには、仲間が必要であり、味方ですよとアピールする。
・一緒にランチをする事で、仲間を増やす。一種のコミュニケーション

・礼儀は巡り巡って自分に返ってくる。ビジネスは人と人。結局、「感じのいい人」が残るため、「正しいかどうか」よりは「嫌われない人」「感じのいい人」が残る。不必要に嫌われるのは損。

・ふたまわり年上と雑談できる人は強い。幅広くいろいろな事を知っている事は強い。普段から疑問に思ったことは、深く調べておく。
・トラブルは早く報告して、対処を考える。その際に、絶対に嘘はついてはいけない。
・ネット情報はごく一部の情報しか載っていない。本はその反対。「おやつ」、本は「主食」みたいなもの。若いうちから沢山食べて、成長すること。
・決算書や税制について詳しいと、いきなり雲の上の存在になれる。

・会社で書類を貰ったら、その書類の意味を理解する。知らないとカモられることがある。

・法律とお金を勉強する。商法や法律の基礎知識は知っていて損はない。
・30を過ぎての転職は、成果を出していないと厳しい。

《感想》

新卒時代に出会いたかった本でした。書かれていた内容について、その人が働いている会社で、使える使えないがあるんだという事も認識しました。

(新卒時代の会社は、本書の内容があまり当てはまりませんでした。)

また、勉強する事の大切さを再認識し、税務や法務について、学習し、一般常識をつけていかなくてはいけないという危機感も覚えました。生命保険営業などの完全個人の営業は分かりませんが、組織営業を謳っている会社には、必要になってくる内容だと思います。

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