ヴァーチャル自省

実家から帰ってきた。

昨年は、休みが長期で貰えない会社にいたので、碌に帰ることも出来ていなかった。

葬儀などでバタバタしていたが、それでも会社の厚意で長く帰省することが出来た。日常を家族と共に過ごすのはもうこれから無いかもしれない。

なかなかメインカルチャーに馴染めないタイプなので、地元で暮らすのは苦しいし、できないと思う。

でも実家は好きだ。


愛を語りたいんだよ

最高の動画を見たのでシェアハピしておきたいと思う。



ツイッターに日記を投稿して人気を博しているVanessaさんがゲスト出演されている。彼女がシェアされていてこの動画を知った。

なんとなくシンパシーを感じている人だったが、Vanessaさんが、メインのお二人と対話する中で周りの人の言葉で彼女が分析されていく様は、まるで自分を見ているようだった。

同い年なのも知らなかった。1996年生まれって、なんとなく見かけることが少ないような気がしているので嬉しい。


この動画の感想を書きたい。ほぼ内容バレなので動画を見てから読んでほしい。


※以下感想※

動画の中でも仰っていたが、SNSにすごく真面目なんだなあというのが見て取れた。

現代のインフルエンサーと言われるような人はデジタルネイティブばかりだなと感じる。

かく言うわたしもデジタルネイティブで、保育園に通う頃からパソコンを触り、小学校入学と同時に携帯を持たされ、五年生でGREEを始めて、それからずーっと何かしらのSNSで誰かと交流しているというような具合だ。

デジタルネイティブにとって、SNSはもうひとつの口であるし、それに対する評価は=周囲の目だ。ヴァーチャルなものだという感覚が正直薄いような気がする。

だからこそ、SNSに対して、ツールとしての感覚を持ち、客観的に見るという話にはハッとした。

SNSが人格のよすがになっている感覚すらある。もう少しわたしも自覚的になりたい。

デジタルネイティブのインフルエンサーの方は、なにか明確な判断の指針を持っている方が多いなとも思った。「見える化」?


恋愛の価値観にも、めちゃくちゃ自分と通じるものを感じた。

基本的にガードが固いタイプで、変なところで思い切りがよかったりする。神の寵愛を受けた推しもいる。だからこそ相手を選ぶ基準が厳しくなっていたりして、好みをすごくよく言語化している。

Vanessaさんを見ていて感じるのは、すごく自省的だなというところだ。これは動画内でも言及のあった、「育ちがブス」ということも関わっているのだろうと思う。とても共感した。

自分を自分で見ても思うが、他人の評価にものすごく物わかりが良くて、否定された時に傷つかない方法を無意識に考える。

だから自分で自分の中を省みて、定義付ける。

ブスの自意識は、取っ払うのは難しいなと思う。わたしもずーっとブスの自意識を持ったまま大人になってしまったなと感じる。いわゆるこじらせ系ということだろうなと。

このことに対する言葉は、前向きだが他人事な言葉ではなくて、とても暖かかった。元気がなくなったらまた見たいと思う。

セックスの難しさについても語られていた。セックスは正直難しい。

振り切り方も分からないときが今でもある、が、振り切れると自己愛はかなり芽ばえるなと感じる。

わたしの場合はかなり荒療治をしたから、なんとも言えないのだが……。

今はほぼアセクシャルを自称するほど、性に対する欲がないのだが、性や愛が必要なフェーズがあったなと思う。(もちろん万人に必要だとは思わないが)

自己愛を育てるひとつの手段として選べるものだといいなあと思う。


※感想終わり※


長くなったし説教じみたかもなと思う……。が、自分を客観的に見る機会になったのですごく面白かった。


わたしはよく考える質実剛健な人がすごく好きだ。

本当に素敵な対話だった。


今日はここまで。


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