WBCを救いたい
2024年9月25日朝、私のTLに何とも馬鹿馬鹿しいか情報が流れてきた。
なんだこれは。WBC予選大会のフォーマットが発表されたは良いものの、8ヶ国しかいないではないか。
しかも発表した人はキューバ亡命情報等に精通しているあのフランシス・ロメロ。
これがあのハンスンジャンだったらくだらないと鼻で笑っていいねを押していただろう。しかしロメロだ、これではほぼ確定だと決まったようなものだ。
私はこれは悪夢だという希望に縋り、目を覚ますべく洗面所に行き顔を洗ったが、一向に出場国の数とポスト主は変わらない。
MTMは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。MTMには政治がわからぬ。MTMは、日本の大学生である。野球を見、ツイッターと遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。
みなさんご存知の通り、WBCという大会はMLBが主催する大会である。2006年から始まり、当初は世界における野球の未熟さを強く実感する点はあったものの、回を重ねるごとに成長。
2023年大会の劇的な展開は世界中の野球ファンを虜にしたのは記憶に新しいだろう。
その中でもチェコ共和国の躍進は、国際野球界に新しい風を吹かせた。予選でスペインに逆転の勝利を挙げ本戦出場を決め、日本代表との交流、朱権…それから欧州選手権の大成功や、プラハ・ベースボールウィークの開催、マレク・フルプの巨人入団といった事例に繋がったのだ。
チェコだけではない。2023パンアメリカン大会野球競技では、ブラジル代表がキューバやベネズエラといった中南米の強豪を打ち破り準優勝。ブラジルのSNSでも大きな話題となった。
2023杭州アジア大会。こちらでも野球競技が行われ、中国代表チームが初めて日本社会人チーム相手に勝利した。
これらのように2023年は野球界にとって非常に大きな転換点となったのがわかる。
そして2024年、MLBはこの大きな流れを堰き止めようとしているのだ。
今回予選から外されてしまった(前回大会から)のは、アルゼンチン🇦🇷、パキスタン🇵🇰、ニュージーランド🇳🇿、フランス🇫🇷の4カ国。
これらの国は確かにWBC本戦大会に出場する事は確かに難しいだろう。だが、それが大会出場への権利を剥奪される理由になるべきではない。なってはならない。
むしろ逆、予選は拡大すべきだ。
チャンスは全ての国に平等に分け与えられなければならない。
強いから・弱いからという理由で大会への出場権を左右されなければならないのか。
そして何よりもMLBは第二のチェコを産む機会を自らの手で潰している。野球を更に発展させる可能性を潰している。
だから野球というスポーツはマイナースポーツなのだ。
私は何か間違った事を言っているでしょうか
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