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【全カード採用理由あり】スイッチャー白馬スイクン

初めまして、みつきと申します。

この記事では私がシティリーグシーズン4で使用したデッキについて解説させていただきます。

noteの投稿は初めてなので拙い部分もありますが、読者様に出来るだけ実りのあるよう詳しく丁寧に書きあげたので、最後まで読んで頂けると幸いです。



1.noteに投稿した理由

まず初めに、私がnoteに投稿しようと考えた理由について触れていきます。

ポケモンカードにおいて、「どのデッキに対して有利不利を取るのか」「このカードはどの採用枚数が良いのか」「どのように戦うのが有効的であるのか」など、対戦を重ねるうちに体感することは沢山あると思います。

その体で感じている事を言葉に起こし、具現化することによって、自分の考えを整理するとともに明確にする作業がとても重要であると考え、せっかく文字に起こすのであればnoteで誰かの為になればと考え、今回の投稿に至りました。

2.環境考察

私が参加したシティリーグシーズン4は、11/6(土)に静岡県で開催されました。

この日程は11/3(水)のCL福岡と同じ週ということもあり、CL福岡の結果の影響をかなり受けると考えていました。

CL福岡の上位勢で使用率が高かったのが「ミュウVMAX」、次点で「白馬スイクン」「三神」「黒馬」「クワガノン」となっておりました。

この結果を見て最も気になったのが「クワガノン」の存在です。圧倒的なデッキパワーと安定感を兼ね備えたデッキであることから、クワガノンへの対策カードを積んだデッキが増え、最近のシティリーグ入賞の数はかなり減っていた印象だったのですが、やはり一定数の使用者がおり、しっかり勝ち上がっていることが見受けられます。

また、「白馬スイクン」「クワガノン」以外の3デッキについては「頂への雪道」が刺さることが見受けられます。

以上の環境考察から、次の章ではデッキ選択、各カードの採用理由などについて記載していきます。

3.デッキレシピについて

デッキレシピについて語る前に、環境考察をしたうえでのデッキ選択の軸について記載します。

①グッズロック、もしくは特殊エネルギーをメタることが出来る

②頂への雪道を採用することが出来る

③後手をとっても捲る動きが出来る

以上が今回デッキ選択の際に重要とした内容になります。

環境考察でも記載しましたが、「クワガノン」デッキは個人的にかなり警戒しているデッキとなっているので、①はクワガノンに強くでれるデッキという意味です。②については「ミュウVMAX」のゲノセクトや「三神」のオドリドリ、「黒馬VMAX」の特性によりリセットスタンプで手札を減らしても復帰してくる可能性がかなり高く、環境上位のデッキはリセットスタンプだけでは後手から捲るのが厳しいと考えた為、頂への雪道を採用出来るデッキが良いと考えました。③についてはどのデッキにも言えることですが、ポケモンカードはサイド落ちなどによりデッキが上手く回らない事(いわゆる事故)と切っては離せないことは誰もが感じていることだと思います。そんな際に捲るプランが無いデッキだとどうしようもなく負けるしかありません。もちろん前のめりなデッキは回れば強いのは理解していますが、自分は大会での事故ととてもご縁があり今まで何度も事故負けを経験しているので、捲れる可能性のあるデッキにしようと考えました。

以上の事から今回選んだデッキは下図の「スイッチャー白馬スイクン」になります。

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【各カードの採用理由】

・白馬バドレックスVMAX(2枚)

→1試合で2体立て3-2-3のプランを相手に押し付ける事を想定して2枚採用。

・白馬バドレックスV(3枚)

→上記と同じく白馬バドレックスVMAXを2体使用したい場合があり、VMAXと違い2枚採用にするとサイドに1枚落ちてしまった際に、サイドを取るターン→サイドから回収した2体目のVを置くターン→その次のターンにVMAXに進化と本来進化したいターンに1ターン間に合わない事がある為、3枚採用。

・スイクンV(2枚)

→3-2-3プランを取る為に重要なアタッカー。技が相手依存であり上手いプレイヤーには対応される可能性がある為、あくまでサブアタッカーとしての2枚採用。

・クイックシューターインテレオン(1枚)

→細かい打点調整やフリージオでロックしている際の重要な打点要因。2枚採用したかったが回収ネットで使い回せること、スイッチャー型なので最悪サイドに落ちていてもしっかりサイドを取り進めていくことが可能なことから、2枚目より他のカードの方が優先度が高いと判断した為1枚採用。

・うらこうさくインテレオン(2枚)

→このデッキは相手とまともに攻撃をしあった場合、サポートは基本的にメロンかキバナを使用することになり手札が大幅に増えることはあまりありません。その為、クイックシューターのインテレオンよりうらこうさくのインテレオンで足りないパーツを持ってきて戦うスタイルになる為2枚採用。スイッチャー型スイクンにおいてうらこうさくインテレオン1枚採用のサイド落ちはかなり厳しいと考えています。

・うらこうさくジメレオン(4枚)

→上記でも記載しましたが、サポートをドローサポートではなくメロンやキバナに使用することが主な為、少ないドローでジメレオンにタッチする必要があります。また、3枚採用で1枚がサイド落ちした際に、ジメレオンを1体でも倒されてしまうとインテレオンの進化ライン1つでデッキを回すことになるのが厳しい為4枚採用。

・どんどんよぶメッソン(4枚)

→このデッキは仮に1ターン遅れても雪道スタンプを確実に決めれるよう構築しているので、どんどんよぶでメッソンを展開することも視野に入れて4枚ともどんどんよぶメッソンを採用。

・フリージオ(1枚)

→カチカチロックのグッズロックによりクワガノンに強く出れる。また、ミュウVMAX対面ではゲノセクトをバトル場に呼び出してグッズロックをすることで相手はエネルギーを付けて逃げることしか出来ない為、1ターンもらえる可能性がある。これはゲノセクトだけではなく他のデッキに対しても同じで雪道スタンプと同じくらい評価しているこのデッキの強い点です。

・ベンチバリアミュウ(1枚)

→クワガノンがフリージオのグッズロックを想定より早く突破してきた際に必要であると考え採用。あと使用者は明らかに減ってはいるがデッキとしては強い「連撃ウーラオス」対面でミュウが無いとうらこうさくラインが壊滅する可能性がある為必須と考え1枚採用。

・リセットホールマーシャドー(1枚)

→雪道スタンプで止まる可能性のあるデッキは混沌のうねりを採用することで雪道の対策をしてきます。混沌のうねりは2枚採用されることが多いと考えており、その際にリセットホールマーシャドーを採用せずに頂への雪道を2枚採用していると、混沌のうねりを出される→雪道で相殺→2枚目の混沌のうねりを出されるとなった際に雪道スタンプで捲るというプランが取れなくなってしまいます。確実に雪道スタンプの捲るプランを通すのであればリセットホールマーシャドーは必須だと考えた為1枚採用。また、相手が頂への雪道を採用しているデッキに対して、必要札を集める為のクロバットを使用することが出来るのもメリットであると考えております。

・クロバットV(1枚)

→上述しているようにドローサポートをあまり使えないので手札が細くなる事があり、その際に手札を補充出来る重要なカード。デデンネではない理由はクロススイッチャーや雪道、リセットスタンプなど最後まで山札に残したいカードを捨てない為。

以上がポケモン22枚採用。


・クイックボール(4枚)

→相手によっては白馬を1ターンで2枚用意する必要があること、先行1ターン目にアタッカーに手張りをして先行のメリットを確実にしたいことからたねポケモンを展開できるクイックボールは重要であると考えた為4枚採用。

・ポケモン通信(2枚)

→クイックボール4枚ではアタッカーとなる白馬、スイクンを手札に加える手段が足りないと考え採用。上述しているように手札が細くなりがちなことからレベルボール、しんかのおこうと違ってポケモン通信とポケモンの2枚を使用して1枚のポケモンを手札に加える行為があまり強くはないと考え2枚採用。

・レベルボール(3枚)

→4枚採用も視野に入れていたが、しんかのおこうの3枚目が無いと2体目の白馬VMAXを持ってこれない時があったので優先度の関係で3枚採用。

・しんかのおこう(3枚)

→上述した通り白馬VMAXを持ってこれる重要なカード。また、このデッキにおいてはしんかのおこうが引ければジメレオンのうらこうさく、もしくはインテレオンのうらこうさくに繋がるので3枚使いきる試合がほとんど。相手のリセットスタンプ+メッソン狩りに対してもレベルボール4枚、しんかのおこう2枚構築と比べて明らかに復帰力があります。

・回収ネット(2枚)

61枚デッキの状態から最後に1枚抜いて2枚になりました。正直3枚の方が安定はします。ただ、序盤に必要なカードではない点などを考慮し2枚あればギリギリ回せると考え2枚採用。

・クロススイッチャー(4枚)

→メロンやキバナと同時に使うことで、盤面にエネが無い状態から相手のベンチポケモンをバトル場に引っ張り攻撃を可能にしてくれるカードです。出来るだけハンドに揃いやすくしたいので4枚採用。このカードが無いとサイドを1枚取っている状態から残りを3-2で取りたいのに、相手のVMAX2体を1回ずつ攻撃するしかない場面を押し付けられてしまい、実質1ターンサイドレースが遅れる事があり、そうなると雪道スタンプやフリージオとクイックシューターを絡めるなどといった、やや相手依存のプランになってしまいます。前述については白馬スイクンのミラーマッチでも起こり得る為、ミラーマッチにおいてクロススイッチャーの有無は勝敗を分けるキーカードだと考えています。もちろんデッキを回すためのカードではないので序盤は腐り札になりがちですが、サイドプランが非常に楽になるので採用に至りました。

・タフネスマント(1枚)

→基本はスイクンVに付けますが、「クワガノン」や「連撃ウーラオス」などのベンチ狙撃技を持つ相手に対してはミュウに付ける事も考え採用に至りました。

・リセットスタンプ(1枚)

→手札を切るカードをクイックボールのみにすることで1枚採用。博士の研究を採用するのであれば2枚入れたいと考えています。

・たっぷりバケツ(3枚)

→シティ前日にたっぷりバケツ2枚構築で回していた際に、序盤にエネが引けずバケツを2枚使いきってしまい、自分のサイドが3枚の時にスタンプケアのスタンプを相手に使用されてエネが引けず、バケツも山に残っていないのでエネにタッチ出来ないことがあり3枚に増やしました。

以上がグッズ23枚採用。


・マリィ(1枚)

→マリィ2枚でエリカ無しも考えましたがやはりどうしても手札が細くなりがちなデッキで、ドローサポートを使うターンは基本的に準備の番になり、そうなると手札を溜め込んだまま縦に引けるエリカが強いと考えたが、スイクンVを見て相手がベンチにあまりポケモンを置かないことも想定して1枚採用。

・エリカのおもてなし(1枚)

→上記の通り。サイド落ちも考慮してドローサポート2枚は欲しいと考えた。

・メロン(3枚)

→1試合でメロン、キバナを合わせて3枚は使うのでサイド落ちを考慮して合わせて4枚採用したく、メロンの方が汎用性が高いので3枚採用。

・キバナ(1枚)

→上記の通り。メロン4枚ではない理由はうらこうさくインテレオンを1ターンでアタッカーとして起動出来る点、うらこうさくと合わせて雪道スタンプの再現性が格段に上がる為。

・ボスの指令(1枚)

→クロススイッチャーと合わせて1試合で2回相手のベンチポケモンを引っ張り出せれば充分と考えて1枚採用。

以上がサポート7枚採用。


・頂への雪道(1枚)

→リセットホールマーシャドーで記載した通り、雪道スタンプの際に使うのみで良いと考え1枚採用。

以上がスタジアム1枚採用。


・基本水エネルギー(7枚)

→仮に2枚サイド落ちしたとしても、1枚目をクイックボールでトラッシュ、2枚目~5枚目を手張り、メロンとキバナを1試合で3回使えれば7エネまでは確実に確保出来ます。サイドを取り進めるうちにエネもしくは4枚目のメロンかキバナをサイドから拾えると考え1試合8エネ分あれば足りると考えていました。(過去形なのは戦績に記載しますがエネが足りず負けた試合があります。)

以上がエネルギー7枚採用。


以上が全てのカードの採用理由になります。もう少し詳しく知りたい場合はコメント、もしくはTwitterのDMにてお願い致します。


4.当日の戦績

①ルカメタザシザマ 後 5-3 ×(LO負け)

→スイクンとマントが1枚サイド落ち。後1どんどんよぶ。スイクンでルカメタを削る(メロン1)。マント付きザシアンにスイクンを取られる。白馬で倒せないのでキバナでうらこうさくインテレオンを起動させてザシアンを削る。ザシアンにインテレオン倒される。白馬VMAXでザシアン倒す(メロン2)。ルカメタに白馬VMAX削られる。白馬VMAXでルカメタ倒す(メロン3)。最後相手ザマゼンタ単騎でリセスタでエネも貼れずに止まっている状態。自分の山にエネが1枚しかなく、雪道ダイランスで勝ちなのにどうしようもなくLO負け。スイクンがサイド落ちしたパターンを想定出来ておらず、エネ8枚構築なら勝てていたので、構築段階での想定ミスとしか言いようがありません...。

②三神 先 6-3 〇

→後1オルターを狙って三神がバトル場に出てきてオルター打てなかったので三神を先殴り。相手が雪道対策で出したマーシャドー、三神、クロバットの1-3-2プランで勝ち。スイッチャー型の良さが出たいい試合でした。

③クワガノン 後 3-6 ×

→大事な時にリセットスタンプがサイド落ち。相手のベンチに1体しかいないメッソンを倒すなど相手が少しでも止まるようにプレイングを心掛けて、マント付きのミュウも置くことに成功したが、先2から毎ターン200点を連発されてミュウを倒されることなく負け。相手の方のデッキがとても回っていて頼みの綱のリセットスタンプもサイドから拾えなかったので厳しい試合でした。

④リーフィアブラッキー 後 6-2 〇

→2体目を準備していたリーフィアV、ベンチで進化しなかったブラッキーV、展開の為に出したクロバットVを2-2-2で取って勝ち。この試合もスイッチャー型の良さが出ました。

⑤スイッチャー型白馬スイクン(ミラー) 後 6-3 〇

→相手が先2で攻撃出来ず、後2から先殴りして勝ち。相手の進化するであろう白馬Vにクイックシューターでダメカンを乗せることで、相手への要求を高くすることに成功。最終的には相手はVMAXするしかなく、クイックシューターで60点乗った白馬VMAXをダイランスで倒してフィニッシュ。

【結果】3勝2敗 17位

5試合を通して大きなプレミは見当たらず、デッキも良く頑張ってくれました。初戦のエネ管理の部分だけは違うプランを取れなかったのか反省です。

5.デッキの使用感

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持久力のある相手を想定出来ていなかったバケツ3、水エネ7構築ではなく上図のバケツ2、水エネ8の構築で参加していれば初戦勝ちから違った展開になっていたなと、構築段階でのミスに肩を落としているのが現状です。

ただ、デッキとしての仕上がりはかなり高く、シティ前日のトレリで3勝1敗(両負け)、シティ1週間前の自主大会で4勝1敗(プレミ)で予選通過、決勝トナメ1没(ミラーで後攻メッソンスタートのどんどんよぶ→メッソンサイドに2落ち、先2でメッソン倒されてインテレオンライン1で終始試合を進める展開...。)とかなり安定した勝率を維持していました。

各カードの採用理由でも記載しましたが、白馬Vが3枚、クイックボールが4枚、ポケモン通信が2枚入っていることにより序盤で白馬Vをしっかりと置ける試合が多いのが非常に使っていて安定するなと感じました。次のターンにVMAXで火力を出す必要がある際に、白馬Vを狙われても大丈夫なように2体ベンチに展開することもしっかり出来ており、ジメレオンやメッソンが2枚サイド落ちして1体倒されてしまうような厳しい展開にならない限りは狙った動きが90%くらいの確率で出来る印象です。(もちろんメロンの3ドローでスイッチャーが1枚も引けない時などはあります。)

このレシピで1枚だけ迷っているのが回収ネットの3枚目なので、どこかの枠を削って入れてみるのも良いと思います。もし白馬を使いたい、使っているという方は参考にしてみてください!

6.総括

今回も決勝トナメに上がることが出来ず、非常に悔しい結果となりました。次回の公式大会はかなり先になりますが、そこに向けてポケカは日頃からプレイしていこうと思います。

長くなりましたが、最後までお読みいただき本当にありがとうございます!

もしこの記事を読んで良かったと感じた方はスキボタンを押していただけると幸いです。


以上、大会前は調子が良いのに大会では結果を残せない「みつき」でした。

【1月13日(木) 追記】
YouTubeで「みつきの秘密基地」というチャンネル名で活動しておりますので、そちらも合わせてよろしくお願い致します!

ーおわりー


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