「お耳に合いましたら。」

好きシリーズ第2弾、今日はドラマです。

みんな大好きテレ東木曜ドラマ枠で絶賛放送中の「お耳に合いましたら。」を取り上げます。

主人公は伊藤万理華さん演じる漬物会社のOL。
チェン飯(チェーン店のご飯)をこよなく愛する彼女は、ある理由からpodcastで「お耳に合いましたら。」という番組をスタートさせます。

毎回、とても魅力的に紹介されるチェン飯と、それをこれでもかと美味しそうに食べる伊藤さんの姿が、キュンです。深夜帯放送なので、リアルに飯テロです。

私の語彙力ではこのドラマの魅力が伝えきれない…とすでに半ば諦め気味なのですが、頑張ってみます。

何が良いって、まずはドラマ全体の設定ですよ。
ご飯ドラマですよ、はたまたpodcastですよ、そして伊藤万理華さん(以下伊藤ちゃん)ですよ、(同僚役で)井桁弘恵さんですよ、鈴木仁さんですよ、そして脚本がみんな大好きマンボウやしろ教頭先生ですよ!!

どの要素をとっても私の全身にあるツボというツボにバチバチハマってきたわけです。

ご飯ドラマってことに関してですが、私は誰かが美味しそうにご飯を食べているのをみるのが好きで、「孤独のグルメ」とか「本棚食堂」とかご飯をメインに据えて話が進むドラマが大好きなんです。

ご飯ドラマで大事なのは再現性だと私は思ってます。
作中で出てきた料理を誰もが口にできること、家庭で再現できること、もしくは誰でも食べに行けることが大事。
高級料理だったり手間のかかりまくる料理だったり、それらが主題だと、ご飯と私たちの心理的距離が遠すぎて、没入できないと思うんです。(伝わったかな。不安)

今回は主題がチェン飯。チェン飯なんて安くてどこにでもあって明日にでも食べに行けちゃう。再現性において花丸100点満点なんです。
次の日には伊藤ちゃんが食べていた料理を同じように味わうことができちゃう。このドラマと現実の皮膜、虚実の皮膜がうすければうすいほど、私にとっては最高なわけです。(最近そういったドラマが増えてる気がする…!)

さらにその皮膜を薄くさせてる要因が、作中でこれまた大事な役割を果たしているPodcast!伊藤ちゃん演じるOLがドラマの中でpodcast番組を録るのですが、そこで録っている内容が、現実世界でもスマホでpodcast番組として聴けるんです。(podcastのアプリから「お耳に合いましたら。」で検索!)ドラマはTVだけで楽しむ物ではないんですね。この発想がすごい。

あと個人的に、podcastにとてもハマってて、よく開くスマホアプリTOP5に入っているほどいろんな番組を聞き漁っているので、
そんな身近なデバイスが、ドラマの主題に選ばれたことが、もうなんか親のような気持ちで嬉しかったんです。

キャストの方々も本当に素敵で皆さん大好きです。
井桁さんは高校の大先輩で我が故郷の星でございます。
陰ながら応援しております。

そして、私の青春、スクールオブロックの教頭(私の中では永遠の教頭)やしろ先生が脚本を書かれているということで、
ドラマの中には今をときめくお笑い芸人がちょいちょい出ていたり、
ラジオ界を牽引するラジオレジェンドたちが出演されていたり、
お笑い好き、ラジオ大好き人間からすると、毎回とてもとても楽しませもらっています。

校長出てきた時は本当にちょっと泣いちゃったな…
あの声に何度助けられたことか…青春時代を共に過ごした声が目の前にあることに本当に感激したし、作中でもそれっぽいセリフを口にされていて最高OF the最高でした。。

はい、とにかく全体的に、虚実の皮膜がうっっっすいこと、大変烏滸がましいですが私の人生と距離感の近い人やものが多く出てくること、これがこのドラマがツボである所以ということが言いたかったわけです。

今日はこの辺にしておきます。

コロナも大雨も本当に大変な毎日が続いています。
毎日が大変、辛い、苦しい、ネガティブな思いに引っ張られることが多いし、そんな人が多いのではないかなって思います。
だからこそ、自分の好きに目を向けよう。
自分の機嫌をとれるのは自分しかいないって誰かが言ってました。
明日も自分に優しく人にも優しく生きていけたらな、と思います。

読んでいただいてありがとうございました。

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