2020年9月フラット35金利は横ばいか!?
こんにちは!中古マンション売却コンサルタントのツノダです。
本日は「2020年9月フラット35金利は横ばいか!?」というテーマでわかりやすく解説いたします。
9月にフラット35を借りる方や、今後マンションを買おうと思っている方はぜひ最後までご覧になってください。
1.フラット35機構債表面利率
2.日本国債10年利回り
3.フラット35金利は?
4.本日のまとめ
という流れでお話を進めていきます。
1.フラット35機構債表面利率
第160回のフラット35機構債の表面利率が8月21日に発表されました。
先月よりも0.1%上昇し、0.37%です。
この機構債の表面利率は重要でして、フラット35金利の原価となっています。
言い換えると、この機構債の表面利率によってフラット35の金利が決まってきます。
ということで、9月のフラット35金利は横ばいかもしれないのですが、0.01%くらい上がってしまうかもしれません。
9月にローンを借りるという方もいらっしゃるかもしれませんが、大幅な上昇はないですのでご安心ください。かといって残念ながら大幅に低くなることもありません。
2.日本国債10年利回り
1で説明したフラット35機構債表面利率はどのように決まるのかというと、日本国債10年利回りが原則ベースとなっています。
コロナショックの2020年3月~4月にかけて、-0.15%~0.1%と0.25%くらいの振れ幅があったのですが、その後は落ち着いています。
ただ微妙に上がっていて、日々変動しているのですが、5月の0.01%くらいから8月は0.04%くらいと0.03%くらい上がっています。
ということで、10年国債利回りやフラット35の機構債をチェックすれば来月のフラット35金利がだいたいわかってきます。
3.フラット35金利は?
ではフラット35の金利はというと、機構債と連動していますので、横ばいか0.1%の上昇ということになる可能性が高いです。
35年返済・団体信用生命ありだと、1.31%か1.32%くらいでして、ここから大幅にずれることはないかと思います。
あとはプランによっても変わってきます。
20年返済以下のプランを選んだり、団信に加入しなければ(旧団信)金利は低くなります。
その他、フラット35Sの基準を満たせば一定期間限定ですが、0.25%低くなったりもします。
20年以下にすると、毎月の返済はけっこう上がってしまったりするので、途中で返済が苦しくならないよう、余裕を持った資金計画を考えましょう。
また、団体信用生命がないと、万が一の死亡・高度障害などでも返済は続きますので注意しましょう。
ちなみに3000万円借りた場合は下記の通りです。ボーナス返済は入れていません。
借入 3000万円 金利 1.31% 35年返済 毎月89,088円
借入 3000万円 金利 1.24% 20年返済 毎月141,204円
20年返済にすると金利は低くなるのですが、毎月の返済額は大幅に上がってしまいます。
ご年収・ご年齢など考慮し、無理のない返済計画で進めましょう。
4.本日のまとめ
9月のフラット35金利は横ばいか0.01%上昇で、1.31%か1.32%になってきそうです。
これは、ベースとなるフラット35機構債表面利率が0.01%上昇しているからです。
そして、フラット35機構債表面利率は日本国債10年利回りに連動していて、この国債利回りも微妙に上がっています。
ということで、9月に関してはフラット35の金利が大幅に上昇することもなければ、下がることもなさそうです。
個人的には当面は低金利が続くのではないかと予想しています。
※あくまでも個人の見解です。
本日は以上です。
ご質問等ございましたらお気軽にお願いします。
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