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還暦異聞 リテラチュアルジオメトロロジー

ジイ(爺)、おとめ(乙女)のろけ(惚気)朗々なりに耳(Gi)は如何ならん、、、

💧芥川龍之介のつか耳ε(みみ)3
『羅生門』⋯ある日の暮れ方の事である、、、
『鼻』⋯禅智内供の鼻と言えば、池の尾で知らない者はない、、、
『芋粥』⋯元慶の末か、仁和の初めにあった話であろう、、、
『偸盜』⋯「おばば!猪熊のおばば!」
『蜘蛛の糸』⋯或日の事でございます、、、
『犬と笛』⋯昔、大和の国葛城山の麓に、
      髪長彦という木樵が住
      んでいました、、、
『蜜柑』⋯或曇った冬の日暮
     である、、、
『杜子春』⋯或春の日暮
     です、、、
『アグニの神』⋯支那
     の上海の
     ある町
     です
     、、
       、
『トロッコ』⋯小田原熱海間に、
       軽郵便鉄道敷設の工事が
       始まったのは、良平が八つの年だった、、、
『仙人』⋯                          皆さん!
『猿蟹合戦』⋯              猿の握り飯を奪った猿は!
           とうとう蟹に!
           仇をとら?
           れた、
『白』⋯                                  或春の午過ぎです、、、
                          、、、カタ?カタカタかっ!?
💎メリメの『カルメン』巻のつうかε(みみ)3
⋯地理学者諸氏はかのモンダの古戦場を、
 バスチュリ・ポエニ地方は、現今のモ
 ンダに近く、マルペーリャの北方二里
 ばかりのところときめてかかっている
 が、私は昔から疑いを抱いていた、、、麓に北八彦という
                   擬凝りがす
                   うんでい
                   ました
                   、、
                   、
💦ジェームス・ジョイス『若い芸術家の肖像』のトゥララ節考あとつかε(みみ)3
⋯ひろい
  グランドに
      生徒が
       むらがって、
           大声で
             さけんでいた、、、   おねしょ
                       をするとはじめは
                      あたたかくてそれから
                      つめたくなる.おかあさん
                        あぶらがみをしいて
                         くれる。それは
                        それはへんな
                           にほひ、、、我した丸秘
                                こうして
                                 彼は
                                  い
                                 まだ
                                                                                知られない
                                                                              技に心を打ち込む
                                                                     オウィディウス『変形譚』八巻一八八

ていへん!からホカヘン
同時にマジ悪ニャ
パシュっと氷
おひとつ
いかが
     🧊、、、🐧

💧芥川龍之介『羅生門・鼻・芋粥・偸盗』岩波文庫
  芥川龍之介『蜘蛛の糸・杜子春』新潮文庫
💎メリメ 杉 捷夫訳 『カルメン』
💦ジェイムズ・ジョイス 丸山才一訳 『若き芸術家の肖像』


💦 トゥララ節考、、、

💦 
⋯むかし むかし、そのむかし、とても たのしい ころのこと、いっぴきの うしもうもうが、みちを やってきました。みちを やってきた、うしもうもうは、くいしんぼぼうやという、かわいい、ちっちゃな、おとこのこに、あいました。おとうさんが、そのはなしをしてくれた。おとうさんは、めがねをかけている。おとうさんのかおは、ひげもじゃだ。「くいしんぼうぼうや」というのは、ぼくのこと。うしもうもうがやってくるのは、ペティ・バーンが、すんでいるみち。ペティ・バーンは、レモンのあじのする、ねじりあめを、うっている。
  
  おお、のばらのはなは
  みどりののべに

ぼくはこのうたを、うたう。これが、とくいなうただ。

  おお、みろりのばやは

 おねしょをすると、はじめはあたたかくて、それからつめたくなる。おかあさんが、あぶらがみを、してくれる。それは、へんなにおいがした。
 おかあさんは、おとくさんより、いいにおいがする。おかあさんは、ホーン・パイプぶきょくをピアノでひいて、ぼくを、それにあわせて、おどらせる。ぼくはおどる。

 トゥラララ ララ
 トゥラララ ララ
 トゥラララ トゥラララディ
 トゥラララ ララ。

 チャールズおじさんとダンテが、てをたたく。このふたりは、おとうさんとおかあさんより、としうえで、チャールズおじさんは、ダンテよりも、うえだ。
 ダンテのタンスには、ぶらしがふたつ。くりいろのビロードがついているぶらしは、マイクルダ・ビットのため、みどりいろのビロードのついているのは、パーネルのため。ティッシュー・ペイパーをとってやると、ダンテはいつもカシューをひとつぶくれる。
 ヴァンスのうちの、こどもたちは、しちばんちにすんでいて、べつのおとうさんとおかあさんがいる。アイリーンのおとうさんとおかあさんだ。おおきくなったら、ぼくはアイリーンとけっこんするのだ。テーブルのしたにかくれると、おかあさんがいった。
 ー スティーブンはおわびするわね。
ダンテはいった。
 ー おわびしないと、わたしがとんできて、おめめを、くりぬくわよ。

 おめめをくりぬくぞ
 おわびしな
 おわびしな
 おめめをくりぬくぞ
 おわびしな
 おめめをくりぬくぞ
 おめめをくりぬくぞ
 おわびしな、、、

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