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始祖ドラゴンさらなる戦い、ヴァージョンアップ・ファイト!

皆さんこんにちは、こんばんは。

北海道で《始祖ドラゴン/The Ur-Dragon》の統率者で遊んでいる「さかもち」と申します。

前回書いた始祖ドラゴンの遊び方ですが大した実績も無く、素人文章であるものの沢山の方が読んでくれました。

中には「《始祖ドラゴン》で遊んでみたい!」や「組み始めるのにパーツ買いました!」などの声もいただき、始祖ドラユーザーとしてはジェネラルの布教ができて大変嬉しく思います!

前回の記事が8月でして、その時はまだ「統率者レジェンズ」が発売していませんでした。

今回は前回のデッキからどんなものが追加され変わり、どんな動き方をするようになったか。そういった話をしていこうと思います。

強化された始祖ドラゴン

今回、統率者レジェンズにより明確なまでに強化された《始祖ドラゴン》ですが、始祖ドラユーザーの皆さん勿論購入済みですよね?

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《ヘルカイトの狩猟者》

《帰ってきた刃の翼》をジェネラルにするデッキでも使用されていますが、恩恵としては一番《始祖ドラゴン》が受けていると考えます。

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おさらいですが《始祖ドラゴン》は「威光」能力により統率者領域及び戦場にいる限り、ドラゴン呪文を1コスト軽減します。

上記の能力により、《ヘルカイトの狩猟者》の本来のコストである6マナから5マナに変わります。

例えば、1ターン目に《魔力の櫃》を戦場に出し、2ターン目には5マナで《ヘルカイトの狩猟者》と《始祖ドラゴン》が着地も不可能ではありません。

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《魔力の櫃》は1マナで無色3マナ生むことができる強力なカードですが、アンタップしないため起き上がらせない限りダメージを受け続けるデメリットがあります。勿論瞬間的にしかマナが出せないため、《魔力の櫃》を使用し一回唱えただけではゲームエンド級でない限り使い捨てといっても過言ではないでしょう。

《ヘルカイトの狩猟者》によって出たクリーチャーは速攻を持ちます。デメリットとしてあるのは出したターンの終了ステップの開始時には戻ってしまうという点です。

しかし《始祖ドラゴン》の場合、攻撃しているドラゴンの数だけカードを引き、手札から1枚のパーマネントカードを出すことができます。

追加のドラゴンを出しても良し、強力なエンチャントカードを出しても良し。

速攻で出して殴って終わりだけでなく、使用したカード分のリソースを最低限回復できるのが《始祖ドラゴン》の強力な所です。

2ターン目に《ヘルカイトの狩猟者/Hellkite Courser》の着地を目的とした場合、手札を大量に使用するため上位卓などよく見る《波止場の潜入者/Wharf Infiltrator》や《船殻破り/Hullbreacher》、《敵対工作員/Opposition Agent》などのクリーチャーには注意が必要となりました。

最初のアクションとして9マナ生める盤面を作るよりも、5マナで《ヘルカイトの狩猟者》の着地を目的とした構築のほうが効率よく強力です。


統率者レジェンズ発売後の構築

現在使用しているリストの写真はこちらとなります。

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他にも春兎さんのこちらでも《始祖ドラゴン》のレシピが公開されています。

使用者によって構築の方向性に違いが出るのが面白いところです。刹那的なブッパと堅実なゲームによって違いが出てきますね。僕の構築は刹那的に生きています。最近の方向性は何が何でも《始祖ドラゴン》を唱える。もしくは出すを設定しました。

前回の構築と違い、レベルの指標的には5-6と7-8の間を目指しています。

上振れによる勝利数を加味すると瞬間風速は9といっても過言でないタイミングはあります。

しかしながら再現性はそこまで高くないので、5~8が適正だと思われます。

新規採用

クリーチャーで新規採用はこちらとなります。

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それぞれの具体的使用方法です。

1、《ヘルカイトの狩猟者》

今回の話のメインです。

実質5マナで唱えることが可能になり、《始祖ドラゴン》に速攻を付与するためボードアドバンテージを得れるようになりました。

このカードをサーチするために《エラダムリーの呼び声》、《不気味な教示者》、《悪魔の教示者》、《吸血の教示者》の使用頻度が上がっています。

他にも《森の知恵》といったドロー加速や、《巻物棚》や《師範の占い独楽》で掘り下げることもします。

今回採用していませんが《俗世の教示者》や《森の教示者》を使用しても問題ありません。Foil版が手に入ったら僕も使います。

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勿論《サルカンの凱旋》でサーチしてもいいですが、3マナと少し重めなので、《太陽の指輪》や《魔力の墓所》と組み合わせることで軽量サーチ呪文として使用するのがベストかと。

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《太陽の指輪》や《魔力の櫃》、《魔力の墓所》は《ヘルカイトの狩猟者》の着地を速めてくれるカードなので、それを探すために《悟りの教示者》、《悪魔の教示者》、《吸血の教示者》も使います。ここは臨機応変に手札と相談しながらサーチ先を選んでください。

また縁の下の力持ちとして《ビヒモスを招く者、キオーラ》を採用しています。

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初期忠誠度の高さとマイナス能力によるパーマネントアンタップ能力、そしてデカブツ着地時のドロー能力による後続の補充。

2マナ以上生むアーティファクトの相性だけでなく《魔力の櫃》をアンタップし、デメリットの回避が出来ます。構築上重たいカードを多く採用しているため、土地一つを起こすだけで色事故の回避やアクション数を増やすことが可能となっています。

《ヘルカイトの狩猟者》が出て1ドロー、《始祖ドラゴン》が出て1ドロー。加速した分のリソースを回復し、《始祖ドラゴン》が殴った時のパーマネントカードを出す選択肢を増やすことも可能です。

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似たようなカードで《ガラクの蜂起》があります。パーマネントカードを起こす必要がないならば忠誠度が0になって消える《ビヒモスを招く者、キオーラ》よりもこちらを採用してもいいと思います。勿論枠があれば両方どうぞ!

《ヘルカイトの狩猟者》と相性のいいカードは複数枚あります。

今回採用しているものとしては《一瞬の瞬き》を使用しています。俗にいう「ブリンク」との相性が良く、フラッシュバックを持っているこちらを採用しました。

他にも《雲隠れ》や《儚い存在》などもありますので比べてみてください。

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戦場に出た時誘発を再起できるため、《ヘルカイトの狩猟者》だけでなく、《龍王アタルカ》や《帰ってきた刃の翼》、《マルフェゴール》を筆頭に除去と守りに使用できます。

他にも《ドラゴンの女王、ラスリス》や《峰の恐怖》が戦場にいる際に他のクリーチャーをブリンクし能力を誘発させることや、《ヴァルカスの災い魔》でダメージを飛ばすことも可能です。

続いて《ヘルカイトの狩猟者》から踏み倒された《始祖ドラゴン》から戦場に出すパーマネントカードですが、今回は《全知》、《焦熱の解放》、《よりよい品物》をゴールにしています。

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《全知》は《ドリーム・ホール》と類似していますが統率者を唱えることができない代わりに、手札のカードをコスト無しでなんでも唱えれます。

マナコストが重く、唱えやすい《ドリーム・ホール》を優先していましたが、今回でそもそも《始祖ドラゴン》の着地スピードが格段に上がったため、他プレイヤーに恩恵を与えない《全知》を採用しました。運用としては前回の方法と変わりありません。

全知でぶっぱ

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《焦熱の解放》は自信が発生源のダメージを3倍にするエンチャントです。

《始祖ドラゴン》が攻撃し、これを出すことで1名を確実に統率者ダメージで葬ることが可能です。そもそも打点の高いドラゴンが3倍ダメージだと15~21点を単騎で叩き出せます。

デメリットとしては《魔力の櫃》や《魔力の墓所》によるダメージや《古えの墳墓》のダメージも3倍になる点です。ライフと相談しながら3倍界王拳を狙ってください。

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ポニョ!《よりよい品物》好き!

《始祖ドラゴン》を食って10枚ドロー、3枚捨て。

《ヘルカイトの狩猟者》を食って6枚ドロー3枚捨て…

手札補充と後続を出すのに特化していますが非常に強力な1枚です。

《ヘルカイトの狩猟者》から出す統率者は唱えているわけではないため、戦場から離れ統率者領域に戻っても2マナ統率者税が増えるわけではありません。なので攻撃し終わった後は食ってポイです。狩猟者を食い、捨てるカードを加味しても手札が10枚増えます。そこからさらにチューター系カードで《総帥の招集》や《生ける屍》をサーチし唱えてもいいですし、《白日の下に》から《死せる生》を唱えて盤面を構築しましょう。

既に戦場に《よりよい品物》があった場合の小技ですが、《始祖ドラゴン》で攻撃後、《ヘルカイトの狩猟者》を生贄に6枚ドロー3枚捨て。そこで出したいものがなければ更に《始祖ドラゴン》を生贄に10枚ドローから3枚捨て後に何かしらのパーマネントカードを出すという荒業も可能です。白マナがあれば《悟りの教示者》(黒があれば《吸血の教示者》もOK)によって《全知》をデッキトップに置くことも可能なので、攻撃によるダメージを捨てることでそれ以上の恩恵を探すことができます。

《ヘルカイトの狩猟者》を中心とした相関図としてはこうです。今までは《始祖ドラゴン》で他ドラゴンをサポートし戦うが主な運用でしたが、今回からは《始祖ドラゴン》を最低限のリソースで目指すが可能となったため、方向性の変更となりました。

ゴールは決まっていますが、他ドラゴンに頼ってゲームに勝利する必要があるため、次に進むためのバトンのようなカードですね。


目指すゴール

2、《日和見ドラゴン》

統率者レジェンズよりサーチ対策として《敵対工作員》を多く見始めました。他にも強力なロック能力を持つ《ドラニスの判事》などスタックス系クリーチャーの台頭により統率者をそもそも唱えれなくなる等しばしば…

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参加する卓(レベル)によっては全く使用されないかもしれませんが、自身の動きを阻害されると、ジェネラルの着地に時間がかかります。

そういった妨害をよけるための対人間&アーティファクト対策として採用しました。

実際《最高工匠卿、ウルザ》などを筆頭に強力な人間クリーチャーは多いです。

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《家路》が飛んでこない限りは相手のジェネラルのコントロールを奪ったり、マナファクトブーストへの妨害も可能となります。

威光の能力により4マナから3マナになるのも使いやすい点です。

3、《ヘルカイトの暴君》

戦闘ダメージをプレイヤーに与えることでアーティファクトのコントロールを全て奪えます。特殊勝利を目指すには《波止場の恐喝者》や《息詰まる徴税》などのサポートは必要かもしれません。

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半面、上記のような大量アーティファクトをばらまくカウンターカードとして有効です。スタックでマナは使用されるでしょうが牽制にはなります。

戦闘ダメージを与えなければ誘発しないため、ラグが生じますが《龍の大嵐》や《龍王コラガン》などのサポートで速攻を付与できます。

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卓に無色ジェネラルがいた場合は優先して出すことで機能不全にすることも可能です。

4、《映し光るもの、アマレス/Amareth, the Lustrous》

統率者レジェンズで登場した新規ドラゴンです。

攻撃したときに誘発や、自身が戦場に出た時に誘発とは違う《パルン、ニヴ=ミゼット》のような常在型のアドバンテージを得る能力を持っています。

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アーティファクトが出た時にデッキトップを確認し、それがアーティファクトなら公開し手札に加えれる。

土地が出た時にデッキトップを確認し、それが土地なら公開し手札に加えれる。

クリーチャーやエンチャント、PWカードも同様です。

数多のカードがありますが、一番使用しやすいのは《師範の占い独楽》です。

下記流れです。

①《師範の占い独楽》を唱え、戦場に出た時に《映し光るもの、アマレス》の能力が誘発。

②上記にスタックで《師範の占い独楽》のタップしカードを引き、自身をデッキの一番上に乗せる能力を起動。

③《映し光るもの、アマレス》の能力を解決し、デッキトップがアーティファクトなのでトップの《師範の占い独楽》が手札に加わる。

マナがある限りドローをすることが可能となります。

ここに《人知を超えるもの、ウギン》があると、常在型の能力で無色のカードのマナコストを2軽減するので、マナを使用せずデッキのすべてをドローすることができます。

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デッキの中から大量のアーティファクトを唱え、《ヘルカイトの狩猟者》を唱えることができれば《始祖ドラゴン》から《全知》を出し、手札を全て唱えゲームに勝利できます。主に《ヴァルカスの災い魔》や《峰の恐怖》のバーンダメージです。

アマレスベイブレード

《宝石の睡蓮》の必要性について

統率者レジェンズでもっともに話題になった《宝石の睡蓮》ですが、何が何でも《始祖ドラゴン》を出す!!という気合いがあるなら入れてもいいカードです。

唱えている以上打ち消されたり、除去されてしまえば追加2マナの税が必要になるため、リカバリーの効きにくさはあります。

今回採用して運用していますが、土地4枚と《太陽の指輪》、もしくは《魔力の墓所》を含むと《宝石の睡蓮》から着地することが多々ありました。

勿論除去されれば他のカードでリカバリーしなければいけませんが、卓のレベルによってはそのまま攻撃に移ることで3対1のゲームにもなることもしばしば。

《火の血脈、サルカン》を《魔力の墓所》や《太陽の指輪》で3ターン目着地も見えます。《ビヒモスを招く者、キオーラ》用いても同じことが出来ます。

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最後に

今回の構築はどうでしたでしょうか。人それぞれ譲れない構築があると思います。

僕は『デッキのクリーチャーはドラゴンクリーチャーのみ』という制約やなるべくFoilを使用したいなどの自分の縛りで遊んでいます。本来ならば《適者生存》や《Wheel of Fortune》も使いたいところですが、これはお財布事情…

なので何かしら皆さんの《始祖ドラゴン》の構築やデッキの回し方、方向性の役に立てれば幸いです!

普段はTwitterに張り付いています。フォローよろしく!

ではまた次回記事を書く機会に!あばよ!

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