ゼンディカーの夜明け環境初陣戦の結果を見て

私は、基本的にリミテッダー(パックを使った遊び、ドラフトやシールド戦を楽しむ人)なんですが、スタンダード環境は、動きも早くて情報はキャッチすることもあり、傍から見てて面白い点もあるんです。カードの相場を観測していると、どのフォーマットもアンテナを立てる必要はありますが、今現在、ゼンディカーの夜明けでドラフトやシールドをやる身からすると、手に入れたカードを循環させるべく、アンテナを立てる必要があるのです(循環させることによって、古めのパックを仕入れたり、ちょっとした贅沢な遊びができるようになります)。

新しいカードの初動が多少固定化する上で、一つの参考になるイベントなのが、環境初陣戦(晴れる屋主催)です。仕事の関係で、観戦はしていませんが、ツイッターのログで流れており、結晶結果を流してくれること、かつ晴れる屋のホームページに、結果が掲載されているため、知ることができます。

今回優勝したのはディミーアローグ(青黒ならず者)デッキ。先日のプレリで女性が増えてきたことを受け、MTG女子も増えてきているんだなぁとしみじみ思います。さらに、大会の上位者に女性も増えてきているのはとっても嬉しいことです。今回優勝したのは、小西詩穂さん。へるかいとさんのツイートでキャッチして、昔から一緒に頑張ってきた仲なそうなので、喜んでたのを見ると、嬉しくなりますね。

さて、ベスト8のラインナップを見てみると、

ディミーアローグ×3
ディミーア変容×1
赤単アグロ、白単アグロがそれぞれ1
アゾリウス運命の天使×1
4Cオムナス×1

と、青黒が半数を占めました。
環境初期はアグロが流行するため、こういった結果だったのかもしれませんが、赤単や白単といったレガシーなアグロより、おそらくクロックパーミッション系のデッキが勝ったのは、上手にメタることができたのか、単純にカードパワーが強かったのか、内容を見てからのお楽しみです。

さらりと書かれていましたが、令和の忍者・墨目と呼ばれる、ザレス・サンがかなり強かったとのことです。確かに相手の墓地に依存するものの、コスト無しで釣ってこれるのはかなり強い。昔、墨目にかなりお世話になったので理解できる。

一番気になったのは、4Cオムナスがベスト8にひとりだけということ。かなり対策されたのか、水連のコブラ→ウーロ→オムナスの流れはやばいくらい強いが、途中で妨害されると、マナ基盤的に辛いのか、実際に使って見てないのでわかりませんが、おそらくかなり対策されたように感じます。

環境初期のスタンダードの結果を受けて、公式がどのように動くのか気になりますね。

私自身は、スタンダードをやるにしても、基本単色か、前環境の時に作ったディミーアフラッシュはあるため、ローグを作るかそういったところです。

ならず者というクリーチャータイプは、これまで中心に組まれたことはなかったと思います。それだけ強いならず者が青黒に集中しているということでしょう。ローグといったら、いわゆるローグデッキ(あまり対策されない地雷デッキのようなもので、今回のベスト8なら、アゾリウス運命の天使かなと思います)なので、言葉の意味自体変わるかもしれません。

環境初期が一番おもしろいスタンダード環境で、これから徐々に固まっていくと思います。その過程で、まだ光の当たらないカードが活用されることでしょう。

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