見出し画像

プレイヤーズコンベンション横浜2023、日本ヴィンテージ選手権参戦レポ(3位)

要約

・2023年3月4日開催の日本ヴィンテージ選手権で3位となりました。
・使用デッキは輪作使用のホガークヴァイン。
・スイスラウンド5-0-2、準決勝で負け。
・ヴィンテージ楽しい

はじめに

2023年3月4日-5日に開催されたプレイヤーズコンベンション横浜2023のサイドイベント、日本ヴィンテージ選手権に参加し、3位という存外の結果を残すことができましたので、その記録です。

モダンオープンに参加しようと思っていましたが、2週間前に参加した第20期ヴィンテージ神挑戦者決定戦(結果2-4)で得た感触から試してみたいことがあり、ほぼ回していないモダンをキャンセルし、参加することにしました。
数少ない相談できる友人の第15期ヴィンテージ神と相談しつつ、あとはネットにある記事、動画からデッキは組み立てました。
本当はデッキについて語りたいことが山ほどありますが、今回は大会レポートという形で残し、最低限のことだけ使用デッキの項目に記載し、また別記事で残したいと思います。
ヴィンテージの経験も浅い分類ですので、拙い文章で申し訳ありませんが、見ていただけて、そして反応いただけますと嬉しいです。

使用デッキ

分類としてのアーキタイプはホガークヴァインとなります。
この形に行き当たった理由だけ簡潔に。

  • ベースは2023年1月8日開催の第7期関西帝王戦ヴィンテージで優勝された形に、独自のチューンを加えています。

  • 環境的にアーティファクト除去は何枚あっても嬉しいことからForce of Vigorは4枚に。

  • 複数枚来てほしくないカードの抑制(Poxwalker、Stitcher Supplier、Once Upon a Time)

  • 輪作を採用

輪作が最も特徴的かと思います。
詳細は別記事に残すとして、最低限だけ書き残すと以下の観点から採用しています。
「絶対に欲しい土地に依存しているデッキである」
「対戦相手からのWastelandに対抗できる」
「絶対に割りたい土地が環境に存在する」
従来のデッキではできない不意を衝く戦略がとれ、幅広いデッキへの対応力がつくことが魅力かと思いますが、その枚数については研究の余白が残っています。

対戦レポート

第1回戦:Tinker(型不明)

先手 ○○
1戦目(相手1マリガン):t1にBazaar経由でRootwalla+Hollow OneでVengevine2体を展開。1体だけStPで対処されるも即勝利。
2戦目:t1に檻を出されるが、こちらはChallice of the Voidが着地。Oupheも並べ、土地が並んだところにVengevineを唱えて殴り勝ち。

第2回戦:The Spy(おそらく)

先手 ○○
1戦目(自分2マリガン):t1Challice of the Voidがとてつもなく効いてほぼ何も見ずに勝利(Tinkerかと思ってサイドボード)
2戦目(相手3マリガン):相手がマリガンに苦しめられているところにOupheをt2に置いてそのまま殴り勝ち。
LEDを置いていたので、対戦後に調べたところおそらくSpyだと思われる。

第3回戦:Tinker(Mentor型)

先手 ○○
1戦目(相手1マリガン):Bazaar経由でVengevineが殴る好スタートで一度対処されるもHogaak着地で勝ち。
2戦目:BazaarなしのVigor多めのハンドキープ。Tormod Cryptを置かれ、Tinker経由でSphinx of the Steel Windが着地して2回殴られるも、母聖樹が駆けつけてくれてなんとか対処。Deathrite Sharmanの効果を嫌がったのか、相手は自分の墓地をTormod Cryptで飛ばす。Oupheも着地して膠着からホガーク着地で殴り返しはじめる。途中Cabal Therapyで指定したParadoxical Outcomeで相手のハンドから2枚落とし、Urza's Sagaからのトークンとすれ違いながらも殴り勝ち。

第4回戦:Jewel Workshop(たぶん、、、)

後手 ○○
1戦目(自分1マリガン):t1の動きを悩むも、Cabal Therapy指定Paradoxで手札を2枚引っこ抜く好スタート。Challice of the Voidが着地して、Deathrite SharmanとPoxwalkerで殴り勝ち。相手の手札にPhyrexian Metamorphを見ていたので墓地にいるHogaakをプレイせずに終わらせた。
2戦目:Force of VigorとCrop RotationからWastelandで相手の土地を縛るも、間を縫って鎮座していたGrim MonolithからTime Vault。場にあったKeyで一度だけ起動されTopに土地かMoxがあれば負けのところ運よく外れ。ライフ2まで詰めて再度相手のドローがあったが、これも外れて勝ち。

第5回戦:Pitchvine(チャキさん)

後手 ×○○
1戦目(自分3マリガン):相手が2tからPoxwalker, Hollow One, Vengevine, Rootwalla 2体で殴ってきて見事なブンブン回りで負け。相手の墓地に何もなかった。
2戦目(お互い1マリガン):こちらだけLeyline of the Voidスタート。途中割られるが、こちらのHogaakが着地して最後まで殴り抜く。
3戦目(相手1マリガン):こちらだけLeyline of the Voidスタート。相手はBazaarが2枚並んで何とかVoidを対処されるが、その頃にはこちらもBazaarを得てHollow One2体とVengevineが詰めて勝ち。
途中心拍数が145まで登って、「いい有酸素運動!」の通知がFitbitから飛んできた。

第6回戦、第7回戦:ID

素敵な響き。
できた時間で腹を満たし、友人らと交流。でももう体力危ない。
5-0-2で3位通過。

準々決勝:Tinker(Mentor型、第3回戦と同じ)

先手 ×(Game loss)○○
1戦目:Top8 Deck CheckでHollow Oneを書き忘れたことからゲームロス。みんなはちゃんと確認してください!(ジャッジ※からの切実なお願い)※自分もLv1ジャッジです
2戦目(相手1マリガン):しっかりBazaarスタート。Cabal Therapyで前方確認しながらホガーク着地。返しにMentorを出されて睨みあいそうになるも殴り抜く。
3戦目:Soul-Guide LanternとSensei's Divining Topが着地するも、相手がYawgmoth's Willを打つ機会を1ターン送らせてしまった隙に墓地からVengevine(相手がLantern起動忘れた)とHollow One3体で2パンチで勝ち。

準決勝:Jewel Workshop(フルサインドでした)

後手 ××
1戦目(1マリガン):Bazaarなし、Deathrite SharmanとForce of Vigorでキープ。一回はPhyrexian Metamorphにスタックしてアーティファクトをすべて裁くが、こちらに有効杯もなくCoveted Jewelが着地してVault Keyコンボ成立で負け。
2戦目(1マリガン):Mindbreak TrapとForce of VigorがあるがBazaarなしのハンドを悩んでマリガン、Challice of the Voidに頼るもまたBazaarなしハンドをキープ。t1にChallice of the Voidが着地するも、嚙み合ってしまって相手は0マナにほとんど頼らない動きができてしまい、そのままVault Keyが成立して負け。

サイドボード

サイドボードプランを綿密に詰める時間的余裕はなかったため、実録として本番は以下のインアウトをしていました。
議論にタネになればと思い、すべて赤裸々に記載しています。
ちなみにですが、ホガークヴァイン全般のサイドインアウトは以下のnopropsneededさんの記事が最も勉強になりました(本番は1ミリも思い出せずでしたので、活かせていたかは謎です)

第1~4回戦、準々決勝、準決勝

本番では、これらのマッチアップはすべてTinkerだと思っていたため、共通して以下のインアウトとなっています。
抜くカードは、墓地が対策される前提でHogaakに繋がる道を中心に削減し、対策カードに当てています。

In
Collector Ouphe 3、Mindbreak Trap 3、Pyroblast 2、Boseiju, Who Endures 1

Out
Poxwalkers 2、Stitcher's Supplier 2、Blazing Rootwalla 2、
Hogaak, Arisen Necropolis 1、Deathrite Shaman 1、Swamp 1

第5回戦

同系統(Bazaarデッキ)には有利な構成にしているつもりではいます。
ですが、今見ても抜くのはPoxwalkersではなくCabal Therapyを減らす形でいい気がします。

In
Leyline of the Void 4、Boseiju, Who Endures 1、Endurance 1

Out
Mental Misstep 1、Chalice of the Void 1、Poxwalkers 2、Badlands 1

終わりに

Top8に残る、しかもスイスラウンドは負けなしという存外な結果を残すことができました。

本大会の時点でMOで起きている大きな変動の中心であるInnitiative Tinkerに当たっていないこと、マリガン回数が少ないながらもBazaarに恵まれたタイミングが多かったことからも、とてもツキがよかったことは間違いないです。
実は2週間前の神挑戦者決定戦は、Cabal Therapyで正しい選択をできる自信がなかったことから選択せずに類似デッキを使用しました。が、いくつか戦略記事を拝読し、各種デッキリストを見通してヴィンテージ環境の理解を深めた結果、帝王戦で優勝したことには理由があるということと、この型においては必要だと考えて使用しました。
その成果としてか、逆説を適切に引っこ抜くことに成功することもできたと思います。
輪作については、輪作でなければ切り抜けられない場面があったことからも、メタとデッキにに合致していたことも間違いないかなと考えています。
また構築に当たって参考にした記事、動画などを別記事でまとめたいと思います。
本記事についても、友人に限らずヴィンテージ経験者の方々から何かしたフィードバックいただけますと、とても喜びます。

最後になりますが、Twitterにもいますので気軽にフォローしてください。

現在あまり大会への参加が多くないことから、MtG休止中(自称)のため鍵アカウントになっていますが、特に制限があるわけではないのでほぼそのまま承認しています。

長々とお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?