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自分試しの旅(1)

コロナ禍で、仕事が止まった。
コロナ禍直前の繁忙期に稼ぎ出した売掛金が、次々に振り込まれてくる。
そして、補助金。
更に、特別融資。
先が見通せない中、活用できるモノの全てをフルに獲得した。
よって、仕事が無いのに流動性が異常に高い状態になった。

暫くして、以前から細々と続けていた南アランドの取引を始めた。
結構な利回りの三ヶ月定期の売り買いを繰り返した。

コロナ禍前のように特急案件が飛び込んでくることはまずない。
昼休みに始めたカミさんとのドライブはどんどん範囲を広げていく。

やがて、時間を持て余すようになった。
で、始めた。コッペ本の執筆活動。
通称コッペの英検準一級合格体験記。
準備の際に活用した私の英語学習法を書籍にしようという企みだ。

コッペ本を書き上げると、某大手出版社に原稿を送った。
仕事で時々話す機会のある弁護士は、「まあ、期待しないことだね。」と言った。
出版社のサイトには、原稿を受け取ってから3ヶ月以内に連絡する、と記されている。
普通に考えると、3ヶ月を経過すると私のコッペ本が同出版社から発行される可能性は無くなる。ということである。

同出版社に原稿を送ったのが、2023年6月28日水曜日。
そして、2023年9月29日金曜日は、あっけなく過ぎ去った。
「面白いのになぁ、この本。」とコッペこと、カミさんは今日もつぶやく。

ひとつめの挑戦は、音を立てて崩れ去った。

仕事も忙しいし、コッペ本プロジェクトは、暫く、沈滞ムード。

それが、また動き始めたようだ。
さあ、自分試しの旅の始まりです。

続く鴨


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