iPadを使って配信授業用動画を収録

 オンデマンドで配信する授業の収録方法を模索している。MacBook Airで動画を撮りながらiPad miniで文字を提示する方法は,文字の反転が起きてうまくいかなかったことは先に書いた
 その後,何か方法はないかとググっていて,収録方法の集大成みたいなサイトを見つけた。山口大学の西井先生のサイト「ビデオ講義の作り方」である。その中に「黒板に字を書くようなスタイルのビデオ作成」というのがあって,そこで「お勧め」と書かれている「iPad単体で作る」というのが,一番簡単そうだったので試してみた。具体的な方法の説明は,アップルのサポートページにある「iPhone,iPad,iPod touchで画面を録画する方法」という記事にある。
 これをやるとどうなるか。
 まず,iPadで筆談アプリを起動しておく。そしてマイクつきで画面録画を開始する。授業の内容を話しながら,筆談アプリに文字を書いていく。話がひとしきり終わったら録画終了。
 この動画を再生すると,最初,何も文字の書かれていない筆談アプリの映像のままで音声が流れ始める。話の合間のところどころで,筆談アプリの画面に文字が書かれていく。画面がいっぱいになると文字が消されて,また次の文字が書かれる。要するに,話を聞きながら黒板に書かれる文字をその場で見ているような,そんな動画ができ上がるのだ。
 動画には筆談アプリの画面しか映らないから,自分の顔や撮影の背景を気にする必要はない。これは,iPadでスライドを表示したり,動画を再生したりしても,同じように動画が撮れることになりそうだ。これはなかなか簡便でよいかもしれない。
 先ほど,この方法で一つのトピックを収録して,Classroomに投稿した。ここまでずいぶん試行錯誤してきたが,これにもっと早く出会っていれば,もう少しいろいろなことが早く進められたかもしれないと思う。

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