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動画撮影

Zoomで動画をとる

 なんちゃってYouTuberデビューしたとはいえ,これまで投稿した動画は,すべてKeynoteの再生に合わせてしゃべりの音声をつけたものだった。
 だが,それだけではすまない事態になった。ある担当科目では例年,学生に「みんなの前で発表する」課題を与えていた。しかし,今年は対面で発表をさせる機会が作れない。そこで,発表の代わりに動画を投稿させようと考えた。対面授業のときにも,発表のイメージを持ってもらうためにお手本をやって見せていたのだが,それを動画でやる必要がある。
 Zoom授業用に教室に備えつけられているwebカメラを三脚に取りつけて,教卓の上に発表用の道具を並べて,ピンマイクをつけ,Zoomの録画をスタートした。道具でいろいろやって見せながら,ところどころに解説を入れる。一通り終わって,Zoomの録画を止めて,動画のファイルが保存されているのを確認して,撤収。
 オフィスに戻り,動画を保存していたUSBメモリの中を開いてみると,ファイルが三つ,保存されている。一つはテキスト情報,もう一つは音声のみ,もう一つが音声つきの動画らしい。
 音声つきの動画を開いてみると,最初は思った通りにとれていたが,道具の操作に集中して無言になったあたりから,音声が聞こえなくなった。ところどころ,しゃべったところでは音声が戻ってくるが,道具で音を鳴らして見せているところはまったく音が聞こえない。これは,マイクが音を拾っていないとかではなく,音声が全然とれていないのだ。
 Zoomの録画を使ったのはこれが初めてだが,どうやらこれは失敗のようだ。Zoomのせいかどうかはわからない。でも,この環境で録画できる他の方法がわからない。

QuickTime Playerで録画する

 我が校の教室の備えつけのコンピュータは,聞いて驚け,Windows7が現役で動いている旧式マシンである。どんなアプリが入っているかもよく知らないし,アプリを勝手にインストールできるのかどうかもわからない。それにとにかく遅い。それで,使い慣れているオフィスのMacBook Airを持ち込んで収録してみることにした。
 いったん撤収した道具をもう一度教室に運ぶ。教室備えつけのwebカメラをMacBook Airにつなぎ換えて三脚で立てる。最近動画の収録でいつも使っている骨伝導方式のヘッドセット(AfterShokz Aeropex)をMacBook AirにBluetoothで接続し,道具が立てる音を拾うために教室のハンドマイクを道具のそばに置く。QuickTime Playerを起動して,カメラをwebカメラに設定してやる。
 さて,これで準備はいいはず。先ほど道具の音を拾えず失敗したので,試しに少しだけ道具の音を出しながら録画をしてみる。再生すると,音質はよくはないが一応音はとれているようだ。
 ということで,発表のお手本のデモンストレーションを一通り録画して,その場で再生してちゃんととれていることを確認し,撤収した。

微妙にあやしいところはあるが当面は不便なし

 動画を書き出して,スライドに貼りつけるのもできた。Keynoteでは,貼りつけた動画の前のほうや最後のほうをカットして,再生する部分をトリミングすることができる。それをやろうとして,ぎょっとした。音が全然聞こえない。いろいろな部分を再生してみたり,いったんアプリを再起動したりしたが,全然ダメだ。
 これは結局,ヘッドセットのBluetoothのペアリングをやり直すことで解消した。ときどきこういう,予期せぬつまずきがある。しかし,とりあえず動画をとるのにはこの方法でよさそうである。

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