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授業構成力がダメ

 うちの短大は5月の連休明けの翌週から授業開始の予定を組んでいる。だが,当面,対面の授業をできるだけ減らしてオンラインでやるようにというような話になりつつある。いちおうGoogleClassroomが使えるようにはなった。今週,学生にGoogleのアカウントを割り当てて,Classroomの使い方の手ほどきもしつつある。
 だが,それを受けてどんどんオンライン授業が進められるかというと,そんな見通しは全然立っていない。このところずっとClassroomをいじっているのだが,これがなかなか難渋している。
 とにかく,対面でしゃべる授業とは根本的に違う発想で組み立てないといかん,ということを思い知らされている。というか,本来なら対面授業でしゃべるときももっと組み立てをしっかりする必要があったのだろう。とにかく,スモールステップの学習単元にまとめるという意識が,自分の授業には欠落していたことが明らかだ。垂れ流しでしゃべるだけでなんの工夫もない授業。
 正直なところ,週に10数コマの授業を担当していると,授業そのものを作り込むような余裕はない。ここ5年くらいそれが慢性的に続いてきたのは,私の個人的な責任というよりも職場の環境の問題だ。だが,授業をちゃんと作るということに取り組まないできたツケが,また今私自身に回ってきた感じ。
 自分のこの授業構成力の低さに,心が折れそうである。今直面している問題に歯が立つ気がしない,ということもある。だが,それよりも,これまで20数年やってきた自分の短大教師のとしての蓄積が実に程度の低いところでとどまっているという事実を突きつけられていることに,泣きたくなるような気持ちになっている。

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