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外付けSSDを使えるようにする

認識されない,マニュアルがない

 先に書いたような事情で,電気屋に行き,外付けのSSDを買ってきた。Western Digital社のMy Passport Goという製品。決め手は,USBのコネクタが本体と一体になっていて収納できること。2代前のモバイルハードディスクドライブは,このコネクタのドライブ本体側の接続口がダメになった。だから,落っことしてお釈迦にしてしまった先代のドライブは,そこの接続口が頑丈そうなバッファロー製の製品にしたのだ。とにかくここのつなぎ目が鬼門だ。
 買ってきたものをいきなりMacBook Airにつないでみたが,何も起きない。フォーマットしたりする必要があるのか? いや,ディスクドライブが認識できなければフォーマットもしようがない。何が問題なのか。
 各国語で書かれた製品添付文書には日本語も書かれてあり,マニュアルはオンラインらしい。探してみると,クイックインストールガイドというのが出てきた。ところが,こんなにいろんな国のことばのものがあるのに,日本語版がない?

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 ユーザーマニュアルに至っては,英語とドイツ語しかない。Werstern Digitalといえば業務用も含むストレージの業界では世界でも大手の会社というイメージなんだが,日本の市場にはそんなに興味がないのかな。よく見ると,ハングルと中国語の簡体,繁体はあるが,日本語もないし,ヒンディー語もない。いや,インド人はヒンディー語が書かれていなくても英語が読めるからいいのか。
 マニュアルは,いざとなれば英語のを解読するしかないが,とりあえずつないだのに認識しないというのはやはり奇妙だ。

つながったが使えない

 おかしいおかしいと思いながら,このドライブを,別のUSBポートにつないでみた。するとどうだ。認識されたではないか。
 ということは,先につないでいたほうのUSBポートがおかしいってことか。このMacBook AirもEarly 2014年モデルである。まあ古いということもあるが,先代のハードディスクドライブを落下させたときに,ここのポートにつないでいた。もしかして,そのときに傷めてしまっただろうか。
 しかしまあ,とにかくつながったのだ。中を開いてみると,専用のアプリケーションが入っているようだ。こいつを起動してみたら,なんかいろいろ言ってくるが,要するにドライブの使用状況をモニタリングさせろということのようだったから,まあなくてもいいか。
 さて,それで,いよいよDropboxのデータを格納する設定をしようとした。ところが,Dropboxがこのディスクドライブは使えないといってくる。どうやらフォーマットの形式が違うらしい。
 それではと,MacOSのユーティリティフォルダからディスクユーティリティを出してきて,Dropboxご指定の形式でフォーマットをかけようとした。ところができない。ディスクを外してみようとした。それもできない。
 なんだよ,のろわれているのか。
 こういうときはたいてい,何かそのディスクに入っているもので使用中のものがあるものだ。心当たりはさっき起動したWestern Digitalのプレインストールアプリ。こいつを終了して,やっとディスクユーティリティがちゃんと働いてくれた。

Dropboxと同期させる

 フォーマットが終了し,なんとかDropboxのフォルダの置き場の設定もできた。これまでの経験だと,Dropboxのオンラインストレージをあらためて新しいローカルのドライブに同期させるのには,かなり時間が必要だったはず。
 ところが,あっという間に終わってしまった。何か間違ったの? というくらいあっけない。
 Dropboxの設定を開いてみると,スマートシンクという設定になっている。これは,使う分はローカルに実物のファイルを持ってくるが,そうでないものはローカルにはラベル(Macでいう「エイリアス」,Windowsでは「ショートカット」)だけ残しておいて,本体はオンラインの方にしか置いておかない,というもの。これはディスクの容量の節約のための設定らしい。
 ずっと,ファイルはローカルに持っていないと不安で,そうしてきたが,とりあえずいまはこれでいくか。そんなに節約が必要なほど小さな容量の外付けSSDではないんだけれど。
 これで仕事をするのがどんな感じかは,やってみないとわからない。

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