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こどもの日どうする問題

来月5月5日はこどもの日。わが子は男の子。しかし今まで家に男の子がいたことがないので端午の節句がいまいちピンと来ない。

一方のひな祭りも何かいろいろしたかというと、お雛様は毎年母が出してくれていたものの、おそらく我が家的にはあまり大きめのイベントという位置付けではなく、ランダムにひなあられをかじったり桜餅を食べたりしたくらいの記憶である。(記憶違いだったらごめん、母)

しかし自分に思い入れがないとはいえ、世間的には子どもの健やかな成長を願うとされているイベントである。子どもの健やかな成長を願う一親として、スルーするわけにもいかない。ありがたいことに両親も何かしようかと言ってくれている。

しかし自分が特に思い入れもないイベントを形式的に導入した結果、「親がやってくれたんだから自分も子どもにしてあげないと」という思ってもないプレッシャーを将来我が子に与えるのも本意ではないし、そのとき自分が孫に人形を贈りたいかというと雛人形ならまだしも五月人形はやはり個人的にどうしてもテンションが上がらない。

なのでここは一旦、自分がしてもらったことは自分がしてもらったこととして、おかげで健やかに成長して無事お嫁に行き、子どもまで生まれたことに感謝して、わが子の行事はフラットに考えることにしました。

結果、鯉のぼりは採用。(理由: ベランダではためかせたら子どもが喜びそうだから)

そして五月人形は買わず、シーサーを買い、子どもが巣立つときに持たせること(を目指して割らないようにがんばること)にしました。兜は身を守る道具だけどシーサーは守り神だし、お雛様みたいに男女セットだし、なんだかピッタリじゃないですか。

先週やちむんの里で一目惚れして買ったシーサーは息子のシーサーということに。手離す運命が確定して少し寂しい。

非常識かもしれないけど、自分たちが大事にできる形にアレンジすることにしたおかげで、子どもの成長や安全を100%純粋に願えるようなった心持ちです。

そして子どもの節句に限らず、誕生日やクリスマスみたいなイベント事も、これまで祝われてきた形を一度アンラーニングして、新しい家族における位置付けや祝い方を見直していったほうが本当はいいんだろうな〜と思いながら、この歳になってもやはり盛大に祝われたい気持ちを拭えない、誕生日前のこの頃でした。

おしまい。

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