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30代、振る舞いが未だ小娘問題

人から信頼されるのは、相手によって態度を変えない人だという。Twitterかどこかで見かけた誰の発言かもわからない言説ではあるが、なるほどそうだろうなと思うし、誰に対しても同じ態度で接する夫は、私が言うのもなんだがたしかにやたらと人望がある。

一方の私はというと、めちゃめちゃ変える。というか変わってしまう。気心知れた人の前では自信がありそうだったり、なんなら偉そうであったりさえするくせに、仕事上のお客さんとか、有名な人とか、自分より優秀だと感じる人の前では自動的にへりくだってしまう。最悪だ。

なぜなのか。思うに、保険なのだ。自分の存在や自分の意見が相手にとって価値がないことを自覚していますよというポーズをとることで、否定されても自分が傷つかないように保険をかけている。バチェラーで女性たちが振られる可能性を前に好きの気持ちを言葉にできないのと同じ構造だ。ちなみにバチェラー5に関してはそもそも女性たちが好きだと思い切れていない節があったように見受けられるので、やはりバチェラーはギラギラの金持ちイケメンでお願いしたいというのがいまの私の正直な気持ちだ。

そんなへりくだりムーブが基本動作として染み付いた結果、振る舞いにmaturityが足りないのがここ数年じわじわ強まってきている課題感。30も過ぎ、母親にもなったのに、いまだ小娘感が抜けない。学生時代のインターンや新卒時代、会社でお世話になったお姉様方を思い出すと、今の私と同い年くらいか、なんならもっと若かったのに、なんだかみんな大人だった。私もそろそろ大人になりたい。

大人な振る舞いをインストールすべく、自分に憑依させたいロールモデルを探しながら、MEGUMIの美容本を読んで毎朝毎晩シートパックを貼り、アンチエイジングに励む。いろいろ曲がり角だと感じるこの頃である。

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