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ひとにやさしく

年の瀬も瀬でございます。

7月から産休に入り、続けて育休を取得しております。社会に出てかれこれ10年、仕事をしないで迎える初の年末の、なんと年末感の無いことか。

それでも年末感を振り絞り出そうと今年を振り返ってみると、妊娠と仕事の前半、出産と育児の後半と、前半後半で見事にパッキリと日々の過ごし方が変わった1年でした。

自分を変えたければ住む場所を変えるか、付き合う人を変えるか、時間の使い方を変えるかの3つしかない、というのは大前研一さんの言葉だそうですが、沖縄に引っ越し、息子が生まれ、仕事も休んでと、今年3つ全てが一気に変わってみると、たしかに自分にも変わったと思えることがかなりありました。

アラームなしで半年も早起きが続いたことは人生初の出来事ですし、子どもの未来を想像するようになって、自分自身の消費行動としては全く関心のなかったサステナブルとかヴィーガンとかのワードが気になってきました。あと、思っていたのの何百倍も、自分の子どもという生き物はかわいい。

こんな変化は別になんでもないですが、中には自分で認めるのに苦労したというか、後ろめたい思いが心を占めるものもありました。出産しても続けようと心に決めたつもりだった部長の仕事を降りることにしたり、産前は3ヶ月で復帰すると息巻いていたけど結局いまも育休中だったり。

前はこう言ってたのにこんなこと言い出せないよと、自分をしばってもやもやしてる時間が結構あったなと思います。実際、周りはほとんど気にしてないことだったり、中にはむしろ喜んでくれる人もいることだったりするんですけどね。

沖縄の人って、と一括りにするのは良くないですが、なんとなく、自分にも甘いけど、人にも甘い人が結構いる気がします。気持ちがいろんな面でぶれぶれだった今年の後半は、そんなことを問い詰めたりなんかしない、甘さというか、優しさに救われた思いでした。

これまでの人生、どちらかというと自分にも厳しいけど人にも厳しい感じでやってきました。ただ、人に厳しくすると、人にこんなこと言ってる自分がこんなんじゃ許されないと、いつの間にか自分の首も絞めていってしまうんですよね。

なので、自分のためにも人に優しく。自分も人も変わることを前提に、人の矛盾とか、変化を受け止められるだけのあそびを持ちたいなと思いました。

ということで、来年のテーマが「人に優しく」。

来年もよろしくお願いします!

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