香港入境と滞在と出境

海外出張、どこか違和感が残りつつもなんとなく行けるようになったし、抑圧されていた期間も長かったので、あちこち行って現地を見るという爆発的な気力にあふれていた。

が、先月に行った香港後、すっかり自分の中のフェーズが変わってしまった。それまで渡航した国と次元が違う世界観に気力をそがれたのか、寒くなったからなのかは不明。だが、現状、海外出張はしばらくはいいなというか、行きたくないモードになってしまった。

そもそも、事前準備がかなり必要だと思えるのに、なかなか情報がうまくキャッチできななったことが最初の精神的な疲労感であった。
入境して分かるのは、こんなことまでして入境するのはビジネスとか親しい人に会うとか、しっかりした理由がある人のみでしょうよという現実。絶対数が少ないから、情報発信する動機づけになる人も少ないだろうということ。
仕事であれば旅行会社にお願いしてアレンジしてもらうだろうし、それ以外の人はたぶんめんどくさいとは思っても、問題はないと思う。

私はどちらでもない。出張だけど、全部自己手配。英語はそれなりにわかるけど、広東語はからっきしわからない。
その他の国の情報はグーグル先生がきちんと提供してくれる。大使館や領事館の正確さを最優先した長い長い説明をしっかりと、そして注意深く読み込み、裏に隠された可能性を邪推するなど、そんなめんどくさいしなくていい。

とは言え、香港出張はしないといけない。仕事なんでね。
グーグル先生にいろんなワードでお尋ねし続け、欲しい情報にたどり着くまで長い時間向き合う。出会う記事はデータが古い、肝心なところは結局不明、等々ストレスフル。

結論、「現地には関係者が待っていてくれる。きっと助けてくれる。行くしかない。」となるのだけど、じんわりとした不安感がベースにあるまま。
かなり久しぶりに「早く日本に戻りたいと」思う滞在期間(3日間)となった。

香港に行かないといけない人へのお役に少しでも立てば。少しでもストレス軽減になれば。現状、香港に観光で行くのは全くお勧めしない。心から。

私がよく拝見させていただいたサイトはこの2つ。ここに総領事館のサイトが出てくることが、私的には異常事態。

香港|渡航情報(必要な渡航書類、航空券手配、迅速抗原検査、健康申告、ワクチンパス、入国・検疫等の手続き手順) | 日本橋夢屋 (tokutenryoko.com)

出入国の諸手続について | 在香港日本国総領事館 (emb-japan.go.jp)

私が入境したのは、11月下旬に限りなく近い中旬。fully vaccinated状態で開始。

①航空券購入
入境日の約10日前に航空券購入。わりと急遽決まった出張だった。一人で出張なので、ポチポチとネットで気軽に購入。香港のエアライン。まだまだエアチケット高いなと思いながら購入。事前に必要な手続きなどはなく、難なく購入。JCBのクレカで購入しようとしたらはじかれた。その後、そんなに時間をおかずJCBのお客様センターから電話が来て、「大丈夫ですかー!」みたいな確認が。以前、このサイトで不正使用があってブロックしてますみたいなことのご説明あり。なんとなく怖いのよ、出だしから。

②ホテル予約
航空券を確保した後に、さっそく確保開始。訪問先に便利な地域を現地と確認しながら予約。以前だったら価格の問題で泊まれなかったCseway Bayのど真ん中にあるホテルを確保。かなりホテルが安くなっていることを体感。

③オンライン健康報告
入境前に香港行政府(?)が準備している「オンライン健康報告」の手続き。出発2日前に必死に登録。ワクチン接種日や種類など、なかなかの個人情報をガンガン入力。現地で連絡を取れる携帯電話番号を登録する必要があるのだが、現地でSIMを買うべきか、日本の携帯番号でいいのかわからなった。国番号を入力する欄があるので日本の携帯電話でもいいのだろうと入力する。というか、それ以外の選択肢がない。入境前の登録を求められているのだから。結論としては、問題なかった。ショートメールを受信できればそれでいいんだと思う。楽天モバイル、素晴らしい。国内ではいろいろと思うことはあるけれど、ありがとう。

私は、PCで登録作業を行ったのだが、スマホでやったほうがいい。最後に発行されるQRコードを入境の際に提示しないといけないのだが、QRコードはメールで送られたりしない。画面に表示されるだけ。それをいったん保存して、携帯でも表示できるようにしないといけない。
入力ホームでメアドも入れたし、メールで送られてくるんだろうなと思っていたが、疑い深く画像として保存していてよかったと心から思った。自分の先入観など取るに足らない。何事も安全サイドで対応を。今回の出張でいつも思っていたこと。

⑤アプリダウンロード
香港では建物や施設に入る際にQRコードを読み込み、行動履歴を残すということが行われている。ので、入境者もダウンロードしないといけない。その名は「安全出行LeaveHomeSafe」。最後まで、アプリ自体の使い方を理解することはなかったが、とりあえず、行動履歴を残すということはできた。
というか、まじでそれをしないとホテルに入れてくれない。ここに泊まってるし、ツーリストなんだからと言ってみたところで状況は変わらない。「ピッ」とするしか選択肢はない。
ダウンロードする、その一択である。
LeaveHomeSafe

と思っていたら、これを書いてるうちに、規制が緩和されてQRコードのスキャン不要になったらしい。それがいい、それがいい。

香港、新型コロナ防疫措置のさらなる緩和、入境後の飲食店利用が可能に(香港) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース - ジェトロ (jetro.go.jp)

⑥迅速抗原検査
出発フライト予定時間24時間前以内に迅速抗原検査による陰性証明が必要。陰性証明を健康報告にアップロードする必要がある。少しだけ、陽性でもありかもと思った。この時点で、気が重い渡航になっていた。仕事の関係で早めに空港に行って受検したのだが、結果が出るまでの間、LINEで付き合ってくれた友人がいなかったら、たぶんもっと気が重くなっていたと思う。ありがとう、友よ。時間つぶしに付き合ってくれて。
結論から言うと、検査結果をアップロードする場所がわからなかった。混乱した。が、とりあえず、陰性の証明は持っているので、最後はどうにかなるだろうと意を決する。

結果。入境時、問題になることはなかった。まぁ、そういうのもあるよね。知らんけど。
今見たら、領事館のサイトにもアップするところないみたい、とのコメント。念のため結果が分かる写真とか持ってたらいいよ!、と。そんなもんだよね~、とにっこり。

⑦チェックイン
エアラインのカウンターでチェックイン。そこで、③の手続きで発行されたQRコードを確認される。発行してない人はその場で登録してた。たしかに、QRコードはすぐに発行されるので、それはそれで問題ないのかも。見た感じ、日本人らしき人はそんなにいなかったように思う。インバウンドが増えているということをなんとなく体感。

⑧出国
いつものように、いつものごとく。
ただ、コロナ前だったら10分も待つことがなかった保安検査で30分以上要する。察するに、コロナ後の人手が確保できないんだろうと思う。国際線再開、思わぬところに伏兵がいそう。
年末年始で海外旅行する人もお気をつけて。空港の人員が足りてない問題、日本も無関係じゃなさそう。

⑨搭乗、飛行、降機
特別なことはなく、搭乗。日本語は聞こえなかった。あんまりだれもおしゃべりしてなかったからかも。ただ、搭乗率は8割超えてたと思う。

⑩PCR検査
降機してからはサインをたどりながらそれなりに長い距離を歩く。
最初の関門はQRコードの読み取りとPCR検査。
検査用のエリアがあり、係員のかたが複数名鎮座されている。パスポート情報と③の登録情報と確認したりしてたんだと思う。言葉はいらない。なんとなく、必要そうなものをスッと出せば、その後は係員さんの動作などで流れていくだけ。
検査キット番号(たぶん)が貼られた首からけるネームタグみたいなのを渡されるので、素直にかける。

少しだけ歩いて、検査ブースへ。それなりの数のブースが建て込まれている。指示される番号ブースに。検査員さんに広東語で話しかけられ、英語で返すものの広東語が続く。問題はない。ボディーランゲージでいける。上を向き、口をあける。「あー」と声を出す。その時、口内に口内炎があったので、それに触れるのだけは勘弁してくれと祈りながら。終わる。特に説明もなく、ブース出される。ここで陽性は勘弁してくれと心から思った。

⑪入国入境手続き
掲示されている看板を見ながら外国人用のブースに向かっていたら、「こっちこっち」と係員に手招きされる。「それは香港人用のレーンじゃね?」と思いながらもそこに行くと、入管の人に「お前はあっち。」と。でしょうね。アジア人の見た目で国籍推測している人にたまに会うけど、なんの目的なんやろ。
入国カードを記入して、パスポートコントロール終了。特に何を聞かれるわけでもなく、終了。晴れて入境。

⑫空港にて
荷物をピックアップして、ピックアップエリアには荷物を消毒する使い捨ての拭くものも用意されていた。わかんないけど、とりあえず拭く。ターミナルの制限エリア外へ。
現地の現金皆無状態は怖いので、まずは両替から。普通に営業している。日本円を出したら、スタッフの人が嬉しそうに日本語を話されていて、こちらもうれしくなった。

その現金をもって、抗原検査キットを購入するため、2軒隣のコンビニへ。探しきれず、店員さんにお尋ねしながらようやく購入。2セットで1,500円くらい。安い。

⑬ホテルへ
検査結果が出る前でも、公共交通機関の移動が認められているので、空港エクスプレスで中心街まで移動。グーグル先生大活躍。それを支えてくれる楽天モバイルも神だと思います。まじ、ありがとう。これがなかったら、出張なんてできやしねぇ。深謝に次ぐ深謝。(国内でも使いやすくなるとさらにうれしい。小声。)

⑭ホテルチェックイン
普通にチェックイン。ただ、行政府に対する健康状態の宣誓書などを記入しないといけない。テキトーにチェックしてたら、ここはこっちに付けないと、とアドバイスが。すまん、すまん。ホテルに対する宣誓書は初めてサインした。コビット発症したら5万円くらい清掃料として請求することを受け入れます、的な。これは旅行保険の対象になるのかしらと思いながらサイン。
ちなみに、このホテル、最終日に停電した。チェックアウト30分前くらいだったので慌てず騒がず、チェックアウトの時にお伝えしたら「うん、知ってる。」みたいな返事だった。最終日じゃなかったら、なえてたと思う。知らんけど。

⑮香港行政府(?)からのお知らせ
まずは、「Medical Surveillance」が使えるようになったよ、とのお知らせメール。フライト到着後すぐくらいに来ている。ここからいろいろできるよ、とリンクが貼ってあるわけですが、とりあえず使い方わからないのでいったん閉じる。
2時間後くらいにPCR検査結果が陰性だったことのメールも来る。一安心。とりあえず、第一関門は超えたな、と。

⑯食事
飲食店での飲食は入境後3日間は禁止されている。ので、テイクアウトでしか食べ物を調達できない。香港で食の楽しみがないのはさみしい限り。が、どうしようもないので、荷物にお箸とスプーンとフォークセットを入れて渡航。万が一のため。
初日の夕食はホテルの近くにあった鼎泰豊にて。ほんとに中で食事できないのかなと思い聞いてみたら、ほんとにダメだった。あきらめてテイクアウトで麺を注文。「え・・?それだけ・・・?」みたいなことを確認されました。クレジットカードで支払ったら、久ぶりに3枚複写の領収書をもらった。懐かしい。ホテルに持って帰ってひたすらすする。ちなみに、お箸もレンゲもついてた。一つ言えるのは、レストランで食べたほうがおいしいと思う。

その後もとにかく食事はテイクアウトのみ。ただ、結構、どこでもテイクアウトできるようなので食べられないということはない。あと、クレカが使えるお店が少なかったのは意外だった。日本でいう、Suicaみたいなカード(オクトパスカード)はどこでも使えてたので、旅行者でも買うといいのかも。ただ、現金でのチャージしかできなさそう。結局、両替問題勃発。
大きなお店ではクレカも使えたけど。独自の文化発展してそう。

⑯毎日抗原検査
毎日抗原検査を決められたサイトにアップしないといけないらしいというはわかっていたんだけれども、どこにアップするのかが分からない。
が、とりあえず、抗原検査を朝から自分でやる。当然ながら説明書が広東語と英語。日本語はない。絵でも解説してあるが不安な場合は日本から持ち込んだほうがよろしいかと。
私は初めて自分で抗原検査をやったのでちょっと楽しかった。結論、陰性。がどうやってアップするのか結局不明なので、とりあえず写真だけ撮って最初の訪問先へ。

と、ホテルを出てしばらくしてから忘れ物に気づく。時間的にはギリ間に合うことを確認してからホテルに戻る。ホテルに入ろうとすると、QRコードを読み込めと係りの方からご指摘が。「いやいや。ここの宿泊者なんだけど?」と言うも、「分かる。分けるけど、みんなしないといけないのよ」と言われるもキョトンとした顔をしてたのでしょう。今回はいいよと通してくれた。ありがとう。
でも、そこの位置にはいつ通っても係員がいて、ピッと鳴らしているか聞くともなく聞いてるようだった。お金のかかるコロナ対策やってるなと感心(?)したけど、ある意味雇用の確保という意味ではありなのかも。お金、どこが負担しているのだろうか・・・。

⑰抗原検査結果アップ
訪問先について、ごあいさつなんかしながら、入境の苦労を話していたら、抗原検査結果のアップは終わったかと振ってくださって、「まだなんですよ~。わかんなくて!」と意気揚々と乗っかる。

やり方は以下
⑮で届いた「Medical Surveillance」のメールの中にリンクが貼ってあるので、そこに飛ぶ。
大きなトラップが一つだけ。ここでパスポートナンバーと「下4桁」が必要になるのだか、この「下4桁」、ふつうに読むと入国前に発行されたQRコードの下4桁に読めるのだが、そうではない。「Medical Surveillance」で発行された通知書の右下にあるQRコードの下に書かれている数字の下を入れないといけない。これはみんながひっかかるトラップらしく、私も昨日おなじようにトラップにはまり、ベッドにあおむけで大の字になるくらい何度もトライしてあきらめてそっ閉じした。そりゃ、数字が違うなら進めませんわな。
あとは、求められることを入れていくだけ。抗原検査キットの写真撮っといてよかった~、と思ったのもつかの間、「検査キットに名前と日付、時間書きました?」と。
ん・・・?カイテナイデスケド・・・。
ま、とりあえずアップしてみましょうということになり、無事終了。ちなみに、抗原検査はその日の24時までにアップすればいいらしく、違反すると約10万円の罰金とのルールらしい。現地の方たちはゆったり構えておられる方もいらっしゃって、2,3日登録しなかったら政府から警告きたとケラケラ笑ってらっしゃった。そういうの好き・・・。、ってなった。
ホテルの住所はすぐ入力できるようにしておくと便利。

⑱PCR検査予約
入境日を0日として、2日かごとに少なくとも3回、PCR検査をうけないといけないルールになっていて、これも自分で予約しないといけない。これも出発前にやり方が分からないなとあきらめたのだけど、同じく⑮のリンク先で予約可能。ホテルの近くの検査会場はここだと教えていただいていたのですが、システムでホテル住所を入れるとそこが選択肢としてあがってきた。というか、そこしか選択できなかった。名称からすると区役所みたい。希望の時間帯を選択して、予約完了。ショートメールで予約完了の返信きた。ありがてぇ。楽天、ありがとう!(重複謝礼)

⑲PCR検査受検
指定された会場に向かう。並ぶかもなと思って早めに出たら、予約時間より10分くらい早く会場には入れた。検査義務のある人(無料)と希望者(?)(有料)のレーンに分かれていて、無料の方を進む。待つこともなく、受付にたどり着き、パスポートを提出。なにやら処理をされて、「あなたの検査番号はこれ。ここのサイトにアクセスしなさいと」言われて、検査キットとURLを写真に取らされる。
ショートメールが届き、受検手続完了のお知らせが。すごいシステムだな!、と感心しながら進むと、手続き完了のメッセージが来ているだろうからそれ見せてと言われ、速攻使うんかい!と思いつつ担当者なにやら確認して、ブースに進むように言われる。
それなりの数が用意されたブースに進むと、広東語で話しかけられる。英語で返すと、ごめん、ごめんと言いながらその後は英語で話してくれた。口から検体を取られて、秒で終わる。建物ついてから検査終了までたぶん5分くらい。素晴らしくオーガナイズされている検査体制であった。様式美。あな美しや。

で、アクセスしろと言われたサイトに見に行って、検体番号なんかを入れたところ、「そんな番号、ないけど?」みたいなメッセージが表示され、プチパニックに。現地の方に画像とか送ってみると、検査結果がここに表示されるようだ、とのこと。香港に住んでるみなさんはサイトへの案内などはなく、ショートメールで結果が来るよと言われるらしい。外国人だとそれができない可能性もあるからサイト案内したんじゃないですかね、とのこと。安心安心。けど、ほんとに大丈夫なのかと不安感は残る。が、もうどうしようもないので、仕事に戻る。
ちなみに、PCR検査の日も抗原検査結果のアップロードは必要。
検査して、陰性で、それに名前と日時と時間をかいて写真撮って、サイトにアクセスして、必要事項を入力して、アップロードしてall done。これをPCR検査する前に完了させる。

⑳PCR検査結果届く
夕方5時前に、ショートメールで検査結果が届く。陰性。うかれる。帰れる―!!!!!
案内されたサイトにアクセスしなかったな。そういえば。検査結果表示されたのかな・・・?

㉑出境
香港国際空港の処理能力がどうなっているか検討もつかないので、3時間前に到着するようにホテル出立。なにごともなくホテルはチェックアウト。停電したよ、と伝えながら。
空港エクスプレスに乗って、香港空港へ。ほぼ並んでいない。早く着きすぎた感満載!
チェックインカウンターではVisit Japan Webの登録状況を確認された。前日に登録終わって青になっていたので問題なし。ちなみに、2週間前登録完了が推奨されている。
個人的にはMySOSアプリのほうがこなれてた感じがする。サイト形式になってたので、PCでアクセスして画像アップロードしようとしたらPDFファイルは受け付けない使用。なら、PCでアクセスさせるなよ・・・。ぶつぶつ。

㉑香港国際空港
朝ごはんを抜いて腹ペコで空港に到着。とりあえず、何が起きても帰れるようにと、とにかく手続きを終わらせることを優先。
が、空港の飲食店はほぼ全滅。保安検査を抜ける前はマクドナルドしかなかったので、保安検査後に期待しつつ保安検査と出国手続きに臨む。
保安検査はいつもの通り。出国手続きはとても丁寧な人にあたったようで、とてもいい印象で終了。うん。よかった。ちなみに、私の前にいた男性が、保安検査エリアに忘れ物をしたらしく、出国検査エリアから抜け出て保安検査エリアに戻ろうとしてて、出国検査の係員の人に全力で止められてた。何度も脱走しようとしてたけど。それを見た保安検査にいた別の男性が忘れ物を取ってきて渡してあげていた。優しい世界と思いながらも、不思議な光景であった。。。。

出国手続きも終え、飲食店を探したら、ここもほぼやっていない・・・。がっくりと力が抜けながらも、とりあえず麺をすする。超絶シンプルな具なし麺。円安の影響もありこのチョイスともいえる。おいしいものにはまったくご縁のない出張であった。

ゲートに向かっていると、途中で関所みたいなものが設定されていて、ここを通過するともう戻れないよと書いてある。警備みたいな人も立ってらっしゃって、マジモード。なんで・・・?
広い広い香港国際空港をテクテク歩く。歩くの嫌いじゃなし、歩数稼げるのでいいんですけどね。歩くの嫌いな人は嫌になるかも。

ゲート近くのコーヒーショップは営業してて、感激してコーヒーとチョコレートマフィンを嬉々として購入。この出張に入ってから甘いものを一切摂取できていなかったので、ほんとに期待値高くマフィンをかじったら思てたんとちがう・・・、となりますよね。そんなもんです。ええ。

㉒帰国
その後は、ふつうに搭乗して、日本に到着。
Visit Japan Webの青色見せながらするすると通過。相変わらずスタッフの人数は多かったけど、一時期よりは適正に近づいている気がする。まだ違和感が残るけど。

というのが、香港出張の手続き的全貌。
とにかくストレスだったので、吐き出して昇華させたかった。なんだかんだと1カ月かかったけれども。
その間に、香港における規制は少し緩くなった。ゼロコロナ対策が緩んだからなんだと思う。

各国、地域で新型コロナウイルス感染症や検疫に対する考え方はとにかく違う。それはそれぞれの考えがあっていいと思う。
ただ、もう感染したくないので自己防衛は必須だと改めて。

自由に行きたいところに、行きたいときに行ける世界がまた戻ってくることを祈る。
そして、その頃も日本のパスポートが多くの国と地域に信頼されているものであることも、重ねて祈願。

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