札幌の源を遡る探検へ!(1)出発から入渓まで
札幌市をとうとうと南北に流れるこちらの川。市民にはお馴染み、訪れる人の印象にも残るであろう札幌の代表的な風景です。
その川の名は「豊平川」。千歳市との境にある小漁山あたりの沢を水源とし、札幌市と江別市の境あたりで石狩川に合流して日本海に注がれています。
ちなみに「札幌」という地名の語源はアイヌ語の「サッ・ポロ・ベツ」なんですけど、その意味は「乾いた大きな川」。でもこの立派な川を見る限り乾いた印象はないですよね。今でこそ定山渓温泉から少し上流に豊平峡ダムができて治水されていますが、その当時は山から流れる野放しの急流……どう? ひょっとしてピンときた人もいるかしら? そう、実は札幌市街は扇状地の上にできたのよ。扇状地を見て「乾いた大きな川」って流石だわ。←マリになっちゃったw
さて、さて、ここからが本題。
先日のこと。この豊平川の源流へ札幌の山のベテランさんから誘っていただきました。なんでもそこは楽園だとか…。北海道の沢ヤさんでもほとんど知らない、もしくは気になっていても行きにくい謎の沢なんだそう…。
しかし私、沢登りらしい沢登り、調べてみたら13年ぶり(ちなみに最後はヤマケイの撮影で行った「上ノ廊下」と「赤木沢」、そのもようは「ヤマケイ 山岳アドバンスガイド」っていうシリーズのDVDと、「鈴木みきの山の足あと ステップアップ編」に収められています。DVDってヤバいなw)。とりあえず沢自体は初心者向けだから大丈夫と言われたものの、緊張と緊張と不安と不安でいっぱい。そして最後までお天気とにらめっこして迎えた先週末、雨が晴れに転じて探検が始まったのです。
大人の事情で入山口は割愛🙏
ワイルドな林道を車で行くこと30〜40分、先頭車両が止まりみんなが出てきました。ザワザワ、ザワザワ…
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