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得意を生かすおうちごと

ゆいけんちゃんに引き続き、わが家の家事育児(=おうちごと)分担について。

うちは、前回の記事に書いたとおり、ザ理系夫とザ文系妻のわたしの夫婦でまぁまぁ正反対な性格。
コロナ前までは、夜中まで仕事をして帰ってくる夫に対して、残業もそこそこに帰ることの多い私が家事の多くを担っていて(当時は平日の食事はそれぞれ)まさにけんちゃんが言う"見えない家事"の多くは私がやっていて多少なり不満がありました。

そんな私たちが、子どもが生まれてどんな風におうちごとを分担することになったのか。現状を少し振り返ってみます。

気付いたら今すぐやりたい私と、自ら進んでやりたい夫

これだけ聞くと、進んでやってくれるならいいじゃん!と思うと思うのですが、
言われたらやりたくなくなる、そんなあまのじゃくな夫に「トイレは使った後たまにでいいからささっと拭いてね」とか「ふきんやタオルは毎日替えてよ〜」とか言うとちょっとむすっとされたり、
わたしはわたしで、気づいた時に今すぐやりたい、というせっかちな性格で、ときには相手の都合お構いなしに(仕事で疲れてるタイミングとか)言ってしまうこともあったり。

結局、家にいる時間の多いわたしが気づいた時にやる…という繰り返しで、モヤモヤとしていました。

でも、もちろん夫も悪いところばかりではなくて、
土日はわたしが喜ぶ料理をせっせと作ってくれたり、
美味しいコーヒーを入れてくれたり。
そして、わたしの大嫌いな牛乳パックを開く作業も。

どうやら、"誰かを喜ばせること"は進んでやりたいんだ、ということがようやく分かってきました。

家族の中での得意分野を見極める

コロナでの在宅勤務が増えていった中で、平日もご飯を作ってもらうことが増えてきた中で気づいたのは、そもそもめちゃくちゃ料理が好き!というわけでもないわたしにとって、食事の準備はなかなか大きな負担だったということ。
そして、夫はそれをとても楽しそうにこなしているということ。

産後に里帰りから戻ってきてから、いっそのこと食事関係(買い出し、料理、洗い物)のメインは夫、掃除洗濯と育児のメインはわたし、平日は仕事・育児の様子を見てお互いに手伝ったり、というところに落ち着きました。

これが想像以上にストレスフリーで、
わたしも自分が思う存分気持ちよく過ごせる家の環境を整えられるし、食事に関しては"手伝う"という立場にまわれることでとても気が楽になりました。
そして、ついつい自分のご飯を後回しにしてしまいがちなこの産後の時期に、三食おいしいご飯を食べられるのは最高でした。
夫は夫で、苦手な掃除洗濯について小言を言われることもなく、料理の腕を上げるためにYouTubeで日々研究したりととても楽しそう。

お互いの得意分野を見極めて、ゆるやかな担当制にすることが、私たちの性格には合っていたようです。

過去の仕事での失敗から学んだこと

今振り返ると、以前コワーキングスペースの運営リーダーの仕事をしていたときの失敗が、今回のことにつながった気がしています。

当時、つねに同じレベルのサービスを提供できることが運営上大切だと考えて、
事務作業、受付の対応、イベントの企画進行などすべてのメンバーに一通りの仕事についてのスキルを身につけてもらおうとしました。
結果的に一部のメンバーから「私には全部をやるのは無理です」と言われてメンバー間で少しギスギスした空気になったことがありました。

そのとき、わたしは頑なに全員がすべてのことをできるようになることを目指してしまったのですが、
もう少しうまく得意分野を伸ばすことができていたら…と思うのです。

たまたま自分が浅く広くこなせるタイプだっただけで、他のメンバーの中には深く狭く得意分野を深められるタイプの人もいたのに、そのいいところを無視したやり方だったなぁと今なら分かります。
その経験があったから、家族の中でのおうちごと分担については、少しいい方向に向かうことができたのかなと思います。

家族としての目指すところ

今回は家事をメインとしたおうちごとの分担についての話でしたが、
今後子どもが大きくなっていったときに、子どもにも1人の人として家族に貢献してもらいたいな、と思っています。
そして、同時に1人の人として尊重もしたいなと。

今はまだ生きることに一生懸命な我が子が、今後どんな得意分野を見つけていくのか、とても楽しみです。わたしや夫の苦手なところをさらに埋めてくれたらいいなぁ。

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