るきさんのような生き方。
私は良くも悪くも悩みやすく、就活でなくてもずっと自己分析しているようなタイプで、
もっとこうなりたい、ここが悪いところだから変えたい、今日の自分の言動はよくなかった・・とついつい考えてしまって一人でぐるぐるとすることも多い。
だからこそ私は本や人の文章を読むことが好きだと思うし、そのなかから自分の気持ちを代弁してくれるような言葉を探しているのだと思う。
といっても、特に深刻に悩んだり落ち込んだりしているわけではなくて自分の心のもやもやを言語化してすっきりしたいというだけなのだけど、ごくたまに、負のループにはまることがあってすべてが嫌になることもある。
そんなときに、必ず引っ張り出して読んでいるのが高野文子さんの「るきさん」という漫画。
登場人物のるきさんはとてもあっけらかんとしていて、自宅で経理の仕事をテキパキと(1ヶ月の仕事を1週間くらいで)終わらせて、残りは図書館に通ったり趣味の切手を集めたり。周りからの目には無頓着、服や見た目もあまり気にしない(でも可愛い)という感じ。
るきさんの友達のえっちゃんは真逆で、バリバリ働いて最先端の流行の服をいつも買っていて、るきさんの身だしなみや言動について注意したりしている。
それでもるきさんは、人からどんな目で見られるかとか、こうあらなければいけないとか、そんなことは全然考えていなくて、いつも自分がやりたいことをやって楽しんでいる(そして最後はあっさりいなくなる)。
どちらかというと私はえっちゃん側で、
流行にはとりあえず乗り、それなりに仕事をし、人からの目を気にして生きているところがある。
でも、ほんとの本心は、「るきさんみたいに生きたいな~」といつも思っている。
仕事は要領よく終わらせてだらだらしたいし、できれば好きな人とだけ関わって生きていたい。
・・けど、なかなかいつもるきさんのようにはいられないから、
悩んだときはいつもるきさんを読んで、人目を気にせずスキップをしたりするだけで、少し気持ちが軽くなる気がする。
今日みたいな春の日は、大人だってスキップしてもいいよね。そんな気持ち。
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