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山便り (13)

山の積雪

 2月2日、明日は節分と言う日に日本列島は豪雪に襲われた。今年の積雪量は昨年の2倍、3倍というところもある。九州もかなりの積雪に見舞われた。下北半島では百台の自動車が道路で立ち往生したという。
 家の周りも朝方の降雪で、屋根や木々が雪化粧して、なかなかの風情である。この分では、山はかなり積もっただろう。早く見てみたいと、はやる気持ちをこらえていたが、一日置いて4日の立春の日、雪山を見に出掛けた。横山から県道295号線に入ると、積雪が目立つようになった。この辺りは標高450メートルある。

路面はシャーベット状になっているが、日陰の部分はまだ氷結しているように見える。スリップしないように慎重に走った。道沿いの川の石の上にも雪は積もっている。雪山に来たという感じを充分味わいながら進んだが不安感がちらちらする。沢丸から林道安蔵線に入ると、車輪の跡は一筋しかない。入っていった車はどうしたのだろうと少し心配になった。

山小屋に入る作業道は、轍は無く、真っ白だ。
四輪駆動なら何とか走れるだろうと低速でゆっくり雪道を走っていった。ザクザク音がする。谷側を避け、山側に寄って走っていった。

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