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ボクシング選手死亡事故後のSNSと一般人とメディア記事に対して思った事

休憩中に本郷陽一さんというライターが書いた記事を拝見しました。
私情が溢れ出て後半につれ過激にヒートアップして、読んだ人を分断させる危ない記事だと思ってしまいました。残念です。

始めに断っておきますと、自分は格闘技が好きでもありますが、とりわけ青木真也選手の格闘技が好きです。
ですので僕は難しいですが、偏りが出ない様に気をつけて考えていきたいです。

青木選手は何年も前から格闘技ファンに対しても、すり鉢状の箱の中で裸の人間同士が身体を壊し合うのを金を払って熱狂するって異常な事だし、異常なものを見てるっていう感覚は持つべきだという考えの持ち主です。

自身も減量に対しての姿勢であったり、ファイトスタイルもいかにしてキャリアを長く丈夫に続けていけるのかを普通の選手より一際考えてきた選手なんですよね。
あとストップの遅いレフェリー、タオルを投げないセコンドに対しての苦言も言い続けてるのは自分が知る限り青木選手だけです。
それは何故か。
青木真也選手の言葉を引用すると、格闘技と社会が握り合うため。という思想です。
業界が社会から認められ、尊重され繁栄する事でその中にいる自らも引き上げられていくというどの業種においてもとても重要な視点だと思います。皆で作り上げて皆で上がっていく理想の社会です。


死んでしまった選手に幾ら素晴らしい試合だった、年間ベストバウトだと言って拍手をしても、お悔やみ申し上げてもボクシングもMMAもプロレスもリング禍が無くなる事はないですよね。
それは起きたことを起きた時点で賞賛して事勿れにしていく人間の無責任なありふれた作法の様なものです。

一度立ち止まろうと。このまま議論せず、少しでも死亡事故ゼロに近付けていく何か方法論を考えよう。提案して実行に移せる様に働き掛けよう。 一人一人が責任を抱こう。 
青木選手は今まで通り今回もそう言っているだけだと思います。

各記事のコメント欄に穴口選手は死んでも構わないくらいの気持ちだったはず。後悔はないはず。
思考停止して勝手に自分の思いたいように思うのは止めましょうよ。
仮にもし何か今思うことがあるとすれば、未来の選手に同じ事は起きてほしくない。なのではないでしょうか。

個人的に思ったことは、リングやケージで闘う選手に意識付けするのは無理に近く限界があるという事は理解できます。
なのでその中にいる唯一の裁く権限を持ったレフェリーなのではないかと思います。
そして現代は何より観ているファンなのではないかと。
ファンが選手を創る。のであれば、ファンが業界も創れるはずです。
レフェリーは展開で感情を入れず、選手のダメージ、安全を最優先にストップを恐れず躊躇わず。
そしてファンもその様なレフェリーに敬意を持ち尊重する風潮を作りましょうよ。
※ヘッダーは止めるのが遅いで有名なハーブディーンレフェリー

好きならば、愛しているならば末長く支持されて続くものを作っていきたいと思う次第です。


余談ですが、いつも青木さん絡みの記事へのコメントでわざと腕折ったお前に〜とかギブアップした相手の腕折った〜とまで書く人いますけど、廣田さんがタップもバーバルタップもしないで我慢して、レフェリーが止めず、青木選手は参ったさせようと絞れば結果関節や骨が折れるのが当然の結末でそれがサブミッションですよね。
関節技で骨折や脱臼はよくある話です。
個人的な好みで現実を理解せず否定するのはいかがなものかと。
それならばウルカ選手をぶん殴って顎を真っ二つにしてトラウマを植え付け数ヶ月流動食に追いやったみんな大好き朝倉海選手は極悪人になってしまいます。

ファンの皆さん、格闘技は素晴らしいものですよね。
僕は25年格闘技を好きでいます。
これだけ続いている趣味はありません。
これからの未来、一緒に格闘技を大事に大切にしていきましょ。

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