【文系向け】君たちは数学をどうするか

こんにちは。国公立文系大学生のMTです。
今回は文系の受験生に対して、数学をどう扱うべきか、ということについて述べたいと思います。

①得点配分を調べる

 まず、出願予定の大学で、数学がどれほどの配点、傾斜がかかるかを調べてください。数学の使い方は、文系の大学では、主に下のパターンが考えられると思います。
※1 共テ2科目+二次
※2 共テ2科目+二次なし
※3 共テ1科目+二次なし

 東京一科や旧帝、経済学部は主に※1パターン、国立文系などは※2パターン、中期のある公立や私立文系などは※3パターンなのではないかと思います。※3では数1Aだけ、得点の高い方だけ、などが考えられます。また、※1パターンの中でも数学の比重が高い大学と低い大学がそれぞれあると思います。国公立や私立含めて、出願を予定する大学の配点を見ておくことが重要です。

②数学が "武器" か "捨て" かを決める

 かなり極端なことを言いますが、この記事におる出会ったあなたは、今ここで、数学を"活かす"か"殺す"か決めるべきです。"生かす"ではありません。"活かす"かどうかです。

 そして、捨てる判断をする為の最低ラインは、共通テスト数学で70%の得点率があるかどうかだと思っています。(なぜなら私が共テ数学150/200だったので) 
 主観の入った判断ですが、正直このレベルに達していないまま数学を捨てる判断に持ち込むのは、当然ですが、数学が受験科目にない私立文系でもない限り厳しいと思います。

 今回の話の主旨は、他の受験生と差をつける教科が数学なのか数学以外なのかを判断し、時間のかけ方を考えるべきだ、ということです
 
他の受験生の平均にも迫らないままでは、他の教科のアドバンテージが数学で帳消しになる事態になる可能性が非常に高いです。

 では、なぜ数学を捨てるなら早目に捨てるべきかというのか、です。結論から言うと、
・数学はコスパが悪い
・数学はセンスが重要である
 
数学力の改善に必要なのは、数学の体系的・俯瞰的な理解だと思います。問題文や条件から利用すべき手法をある程度推定できるようになれば、数学は武器になり得ます。そのような境地に至るために必要なのは、数学のセンスか、受験期以前の演習量によって培われた数学力です。
 中高一貫校で中学生の内に高校範囲を終えているような相手に対して、数学を武器と自認できない地方勢が、受験期の1,2年に演習量で無理矢理捲ろうとするのは非常にコスパが悪いです。

 数学が得意でない自分から言うと、文系が数学に預けるのは危険です。古典や地歴、英単語などと違って、かけた時間に得点が最も比例しない教科だと思います。本番で初見の問題や難問に出会えば得点期待は薄くなる一方、逆に易化してしまえば、せっかく難問に太刀打ち出来るレベルでも他の受験生と差がつかない事態にもなります。つまり、運ゲーになりかねないということです。

したがって、数強でない側の人間は、"易化難化に関係なく他の受験生と同レベルを狙う"ことを最優先にすべきだと思います。

 最後に、数学が武器になる場合は、その腕を落とさないように気を付けてさえいればいいです。他教科が平均ならば、数学のアドバンテージだけで合格出来る可能性が高くなります。とにかく、数学が自分にとって何になるのか、早目に見極めて下さい。


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