ZEH、ZEB という用語の定義と解説

ZEH、ZEBはそれぞれゼッチ、ゼブと読む。
もともとは経産省がZEHロードマップの中で使った用語で、以下の意味をもつ。

ZEHは

建物の躯体の省エネルギー + 高効率の家電の使用 = 再生可能エネルギーでの供給。

建物を省エネ、使うエネルギーを減らし、太陽光などの再生可能エネルギーで賄うという定義であった。EU司令に書かれている定義では、オンサイトあるいはオンサイトのすぐ近くでの再生可能エネルギーという文言が付加される。
現在、再生可能エネルギーで作った電気を選択して買うことができるが、これは含まれないという認識である。EUでは住宅団地のすぐ近くに、エンジンで作ったエネルギープラントが多くあり、これが「オンサイトあるいはオンサイトのすぐ近く」という表現になっている。

そして、ゼッチロードマップでは2030年に新築全ての建物でZEH、ZEBにするという目標が立てられているが、現在の制度ではそういう建て付けになっていない。

ここから先は

1,901字
この記事のみ ¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?