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バブル崩壊は地震と同じで予想が困難…

バブルを予想する基本となるモデルのようなものはあるけど それは後付け論であり、バブルが発生する背景事情についてもその時代によって変わるから、バブル崩壊した後にしか、バブルだった事を認識できない。

例えばサブプライムショックによるバブル崩壊だけど、結果からみれば不良債権が直接的な原因ではない。2000年前後から始まるネットブームとネットを使った金融取引が数年かけて各個人にまで浸透し、それが全世界に波及するまでに7年かかった。その頃には人類全体比的に投資行動できる者で投資行動したかった人はもう殆んど投資してしまったので、金融商品に書い手が集まらない状態。そして売りたい人しかいない状況では、売れない商品の値を下げるしかなく、、また、たまたまその商品にサブプライムローンという不良債権が入ってたので、不安が広まり、投資商品から資金を引き上げる流れから、不良品を売る金融機関に不信感して、おカネが引き出されていく。銀行の財務が悪化し、業務に支障をきたす金融機関が続出し、破綻。そこでバブルが崩壊を観測する。この一連の流れは細かい部分で説明不足なところもあるけれど、前提条件として、もしもインターネット環境の普及と個人投資家が増えなかったらならば、銀行から引き出されるカネの量は少なく、銀行も財務体質にさして影響もなく、そのバブルは認知できない程に小さくてバブル崩壊を観測できない。

大きなバブルには常にその前提条件に投資家の存在がありき。投資家さえいなければバブルは崩壊しないというのが原則であるものの、投資家がいなければ経済が回らない面があるのもまた事実。バブルは防げない。投資家の多くは恐怖(将来への貯金の不安)だとか欲望(良い車に乗りたい女を抱きたい)を満たす為にやっている。その弱さがバブル崩壊と不況の切欠を作る歯車となる。

社会的に必要な投資場所にはAIが勝手に判断して資金を供給し、個人投資家や機関投資家がいらない時代が来るが最良解だろう。投資家心理にある恐怖(将来の不安)と欲望(甘え)は経済の発展に、はしばしば邪魔となる災害のような現象(バブル崩壊)を引き起こす

サブプライムショック下の2007年からの三年間に日本の自殺者は10万人を越えた。自殺は日本や韓国、儒教な国に多く、欧米ではストライキやデモ、テロが横行した。日本では秋葉原通り魔事件が発生した。

サブプライムショックの波及はギリシャの破綻にまで迫るが、最近のオンライン記事によるとギリシャが奇跡的な回復を魅せているという。緊縮財政の作用か、人々の倹約主義(極力外出しないこと)が染み付きコロナ下を平気で切り抜けたそう。しかもユーロ全体からみると、成長しているそうな

恐らく緊縮財政に慣れた国民(倹約主義)が10年続くと、それに慣れた新世代にとっては大した問題ではなくなる。貧乏であるがパワフルであり国の成長性に貢献するという事だろう。

財政破綻の問題はあくまで一時的、10年もすれば国民のマインドに変化が起き適応するという事で、財政破綻はさして恐れる必要がないともいえる。その視点を持つと「財政破綻してもいいからリスク取っていきましょう!」なる勝ち続ける為のマインドも正当化されそう。

そもそもギリシャは観光業が主体だった。コロナ下で海外から人が来なくなったらその分、提供する食べ物は自分たちで消費できるはずで、労働資源を食糧生産から減らしていけるし、別の分野(IT方面)にシフトすれば観光業に依存するよりも未来性(成長性)の素因になる。観光国だからこそ財政破綻を許容できる潜在力とコロナ災害が、その潜在力を後押した。















経済学を知るに避けて通りがちになる理論が景気サイクル

市場間分析入門、メリマンサイクル論、参考になりそうで参考にならない本は山ほどあるとして、結局は景気の流れについては後から講釈して分析してる。あの時は景気がよかった。だから景気が良かったのだ。
と後付けで理論を組み立ていくが、その後付けですら正解であるケースは殆んどない。それを理解している経済学者はどれくらいいるのだろう。

ノーベル賞とるような経済学者には期待できるが評論家レベルでは全くだめ。評論家は💩みたいな経済記事しか書けない。

評論家は大衆の注目を浴びる派手な記事を書いてしまうが、中身の派手さと本質は一致しないので、中身がすかすか。エンタメ娯楽としては価値あるかもしれない。💩を皆で共有し、💩を考察し、💩を投げ合ったりして遊ぶには最高のエンタメを評論家は生み出している。だから金持ちになれるのだな。うらやまー!


大学の助教レベルになると割とまともな記事を書く
そもそも教授から学んでいるから教授よりも分かりやすい文書を書ける。教授は価値観が怠慢してるのか分かりにい記事を書いてしまう。教授の文書は読む価値がない。

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