クリスタルイオンで判ったマイナスイオンの幻想


クリスタルイオン
https://www.sankeiwork.co.jp/lp_crystalion01u/?gad_source=1&gclid=Cj0KCQiAw6yuBhDrARIsACf94RVIJo-N1tHw-l2WzYY-Nx-KmODQBkDveIiclSfquUJccSyghLtx1ScaAhGyEALw_wcB
超音波加湿器と構造が似てるような。要するに水蒸気よりちょっと重い水分子を跳ばして、空間の色々な物質に吸着させて落下させる。しかも水蒸気になりそうでならない小さな分子構造にて空気中漂う間に蒸発しそうでせずに落下しきらない。
水が汚れ(臭い分子)をコーティングしているので吸っても鼻の神経を刺激せず匂わないで肺に直接到達する。つまり臭い成分そのものは消失していない。


クリスタルイオンは回収する空気をフィルターをとおすので、そこで汚れは分離されて安全となるのだろう。
でもこの作用はイオンの理屈とは関係がない。
『水でイオン』というが、どんな物質もその原子のまわりを電子が跳んでて、その電子をマイナスイオンとして観測しただけ

機械的にイオンを発生させたら、そのイオンは遠くまで届かないというが、それって単に水の分子より小さすぎて軽すぎる分、拡散力が強すぎて、水分子より早い速度で観測装置を横切って観測できないという話なのでは?
機械イオンには水分子のように汚れをくるめないけど、空間に汚れ以外の粒子(汚れ)を増やして汚れを薄めているだけでは? たとえばプラズマによるゴミ浄化装置があるけどそれはプラズマを受けた物質が消失しているのではなく、細切れに気化しているだけ。イオン発生装置は内部で小さなプラズマを起こしていて器機の素材を気化させる。それが空気に混ざり、他の汚れの存在を薄めているから効果があったように思える

マイナスイオン発生装置は酸素に電気を与えて酸化しているだけらしいが、つまり熱酸化である。酸化された酸素の化学式はオゾンだけどマイナスイオン発生装置は便宜上オゾン発生装置ではないとされるが実質オゾン発生装置なのでは?

機器が電気を発生させたときに空気を焼く(暖められた空気)は拡散する速度が早まるので部屋の中を空気が運動する。部屋の空気が動いている事で臭い成分がかき混ぜられて薄まるという意味合いもあるのでは?
『イオンの力で脱臭』が、そもそも勘違いなのでは?

イオン発生装置の皮を被ったオゾン発生装置ならば結果的にも浄化機能あるだろうけど。首かけのマイナスイオン装置が、単に出力抑えたオゾン発生装置であるとすれば使用者はオゾンにさらされる場所に近接しているというだけ。それなら素直に留守中にオゾン発生装置で部屋をクリーンした方が確実で人体への副作用もない。

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