FF8世界にGFとして転生した私(二次創作)


私のGFとしての能力はテレパシーだった。といってもその力は受信のみで送信する力は今のところない。具体的には半径5m以内に存在している者の意識なら楽に読み取れる。コントロール次第だが集中すれば500mくらいまでの対象者の意識を読み取れる。ちなみに500mというのに最初に気付いたのはスコールが炎の洞窟課題の最中に起きた受信現象のことでバラムガーデンにいるゼルが購買のおばちゃんにパンの取り置きを頼もうと賄賂を渡して断れた瞬間のショック(強い念)が私に届いてきたのが約500mの距離であり、わたしが頑張って集中するとその周囲にいる者らの感情を何とか拾えそうなギリギリの距離だったというところから推計している。

私はジャンクションされた者と意志疎通(会話)が可能でスコール達から色々な情報が聞けた。
印象的だったのはGFの不可思議な生態系のことで、どうやら私(他のGF含め)が複数(生徒の数分)存在するのだそう。
詳しい仕組みは不明だが同じGFが無数にいて各生徒をサポートしているのだが、各GFの意識はそれぞれが独立した状態にあるという。また同じ種類のGFをジャンクションした者同士が200m以内にいると力を干渉しあってGFが力を出せないという謎の縛りのルールがあった。SEEDは少数精鋭部隊であり原作でも同じ戦場に出てたのが少数だったのはGF特有のルールだったからとしてその設定がまんまこの世界に付随しているらしい。

まんまというのはアイテムボックスについてもだった。スコール達は戦闘中GFをジャンクションしているお陰て何もない空間からアイテムを取り出して使用する。詳しくは確認はしてないが恐らく各種アイテムが最大100づつ入るだろう四次元空間を使っているのだろうが、もしも人をも出し入れして運べるのならミサイル攻撃等の際はアイテムボックスをシェルターのように使えば良いんでないかと思ったが、生き物は入れないという謎仕様だった。

先ほど私は自分のテレパシーは送信できないと書いたが、唯一送信できる先がある。それが地球上のnoteである。原理は不明だが私の意識がこのnoteにリンクしている。しかもnoteサイトだけじゃなく他のサイトにも接続してページを観覧ようと思えばできてしまうのだ。これによりもしかしたら私以外にもFF8世界に行ってしまった者達を探せるかもしれない。もし心当たりがある読者がいたら情報ください。

実はFF8世界で送信できない事もなかった。もう一人の私が受信に意識を張っていれば実質送信できた事になる。つまり私をジャンクションした者同士が200m以内にいると私のGFとして力が相殺されてしまうが、それよりも遠くにいれば私同士で送受信できる。あくまでも私同士で送受信に意思を集中している場合だが、送信先が500m以内であれば私の送信をもう一人の私が拾ってくれるということでありー

ーこの仕組みを利用すればガーデンがミサイル攻撃を受ける際の素早い連絡手段にもなるだろうし、上手くバトンのように伝達すればトリビアガーデンの被害者も減らせるだろう。
というより、私は既に先々のシナリオを知っているので未来予知者のようなアドバイザーな役どころも可能かもしれない。
ただそう考えると既に他の私が未来についてアドバイスをFF8の関係者らにしているのかもしれないし、だとすれば私は別の役回りをする使命があるのかもしれない。
そもそも私が特別何かをしなくともスコール達はハッピーエンドのシナリオに向かうはずでむしろ私が何かをしたせいで未来が大きく変化したり最悪バットエンドになる可能性すらあるかもしれない。
慎重に行動するのが正解であるならアドバイスなんて極力しないのが正解なのかもしれない。

そもそも他の私はいつから生徒達にジャンクションされていたのだろう?
私がスコールに初めてジャンクションされたのは炎の試練からだった。私はその少し前にこの世界に来ていた。
後で判ったのだが、私以外の私も同じタイミングで同じ場所から始まっていて、スコールが座席に着席する前に既に私は新型GFとしてデータベースに登録され、各生徒がアクセス可能になっていたという。
各生徒にジャンクションした私がどう過ごしているかは直接聞いてみないと分からないが、私の視点は少なくともスコールからは離れてはいない。これから実地試験でドールに行く訳だが、撤退命令等は私の能力を使えば済むのだろう。しかし、この世界の人々は私がどんな能力を持っているのかを、まだ完全には把握していないらしい。野良GFとしてテスト検証中であって無線連絡用として利用するのは延期の段階にあるらしい。







前回noteのコメントのバックアップ

ゲームにおいてスコールの席の端末には2つの召喚獣があるがこのセカイでは何故か3つ目があった。
FF8世界の特有の言語なのか端末の言語が理解できない。スコールが3つ目の召喚獣を装備したとき、私の意識がスコールの中に入ったのを感じた。。恐らく私はジャンクションされた。。私はスコールの一部になった。

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