Miro Japan × TDCソフトの共催セミナーに登壇しました
この記事は TDCソフト株式会社 Advent Calendar 2023の 10日目の記事です。
先日、Miro Japanさんと弊社共催のセミナーに登壇したので、そちらについてご紹介します。
セミナーについて
12/8にウェビナー形式で「DXへの扉を開こう!Miroで実践するアジャイル開発の成功戦略」というテーマでお話しをさせていただきました。
普段Miroを使ってどのようにアジャイルを実践しているのか紹介してほしいということで、セミナー登壇の機会をいただきました。
どんなことを話したか
普段からアジャイルの現場でMiroを重宝させていただいたいるので、本当にそのまま使っているボードをそのままお見せしました(もちろんマスクが必要な部分等の対応はしています)。
最初は各イベントに沿ってどのように使用しているのか紹介する予定でしたが、社内でRvなどをしている中で、「どういう目的・意図をもって各場面でMiroを使っているのか説明しよう」ということになり、いくつかのポイントに絞って紹介をさせていただきました。
Miroをアジャイル(スクラム)の現場で使っている目的
今回のセミナーに登壇した私と同僚は、普段スクラムを実践しています。その中でなぜMiroを使用しているのかというと、一番の目的はスクラムの理論の1つである経験主義の3本柱をチームの中で実現するためです。
チームの情報を集約して透明性を持たせ、そこで見えてくるチームの問題や課題、変化を検査し、その結果チームのビジョン、ゴール達成のために適応していく。その状態をチームにもたらすために私たちはMiroを使用しています。
今回ご紹介したMiroの使い方、機能的な部分は非常にシンプルなものでした。真新しい使い方や機能の紹介はしていません。ですが、どんなアジャイルに現場にも気軽に取り入れられる内容だったのではないかと思っています。
登壇で得た気づき
登壇をした私自身も今回いくつか気づきを得ることができました。
Miro自体もアジャイルに進化を続けている
セミナー序盤Miro Japan丸山さんからMiroについてのご紹介がありました。その中で一番印象的だったのは、Miroがはじめはオンラインホワイトボードとしての提供だったのが、今ではイノベーションワークスペースとして提供をしているということでした。最初はミニマルにプロダクトをデリバリーして、ユーザーからのフィードバックや要望を得ながら少しづつスケールし、進化をしてきたという点に、アジャイルであることを実感しました。
こんなの人に見せれないと思っていたものが、とてもニーズのあるものだった
私たちはMiroを使う上で最も工夫して使っている場面がふりかえりでの利用です。チームの状況に合わせて数あるプラクティスから合うと思うものを選んで実践しています。それはまさにMiroで自由に様々なオブジェクトを配置し表現できる恩恵を受け、実践できています。
その中で社内に多数あるアジャイルチームを中心にそれぞれのチームで実践したふりかえりのテンプレートを一か所に集め、テンプレート集として社内に展開しているという話をご紹介しました。
本当であれば、そのテンプレート集もご参加いただいたみなさんに展開したかったのですが、見た目にこだわっているわけではないのと、そもそもそこまで需要がないかな?と思っていたこともあり、画面共有でお見せするだけとしていました。
するとなんと全く想定していなかったことに、コメントやQAでそのテンプレートをぜひ共有してほしいという声を多数いただきました。
本当にうれしい誤算と言いますか、自分自身は人様に見せれるものでないと思っていたものでも、実はニーズのあるものだったと気づくことができました。
これはおそらく普段のプロダクト開発でも似たような状況がある気がしました。大事なのは自分で判断せず、ユーザーに見せて反応を見ることだと改めて気づかされる出来事でした。
そのふりかえりテンプレートは近日中に参加者のみなさん向けに共有させていただき、Miroverse等を通じて、公開をしていこうと思います。
登壇した感想
正直なところ参加してくださるみなさんに少しでも気づきを与えられるだろうかと不安はありました。しかし、100名を超える人たちに参加していただき、セミナー後アンケートでも多くの方からとてもうれしいお言葉や感想をいただくことができ、とてもホッとしました。
こちらとしても自分たちがこれまでやってきたことが間違っていなかったと自信にもつながりましたし、これからもっとMiroを使ってアジャイル・スクラムを楽しく実践していきたいと思いました。
セミナーの様子は既にMiro Japanさんの公式Youtubeチャンネルでアーカイブが公開されていますので、ご興味ある方はご覧いただけると幸いです。
おまけ
今回のセミナー開催にあたり、Miro Japanさんがインスタグラム等で広告を出してくれていました。
残念ながら(?)、私自身で広告を見ることができなかったのですがたまたま後輩が自身のインスタグラムにその広告が流れてきたらしく、スクリーンショットを撮って送ってくれました。
自分自身が誰かのインスタグラム等の広告に流れてるなんて、恥ずかしい気持ちもありましたが、なんだか著名人になった気がしてテンションが上がったのも事実です…笑
今後こんな経験することないと思うので、とてもありがたかったです。笑