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雨の避け方を考えてみた結果

帰り道のこと。

駅を出たら小雨が降っていた。

あまり濡れたくなかったから、早歩きで家路を急いだ。

しばらくしてから1つの疑問が頭を過ぎった。 「果たしてこの早歩きは本当に普通歩きよりも雨に濡れていないのか…?」 

普通に歩くと当然降っている雨が当たって濡れる。仮に倍の速さで歩いて家に帰れば濡れる量は半分にできる…とは言い難い。

なぜなら早く歩けばその分前方に降っている雨に当たりに行くことになるので、普通に歩いた時には当たるはずのない雨が当たってしまうからだ。
しかし早く歩けばその分普通に歩いていた時に当たるはずの上からの雨は多少避けている事にもなるはずだ。

ということは、普通に歩いた時の上からの雨は多少少なくなるものの、その分普通に歩いた時には当たるはずのない雨を全面で受けてしまっているので、結局全身を通して濡れる量というのは同じになるのではないだろうか。

となると、早歩きで疲れるよりも普通歩きの方が体力的には楽なのか。
いや、それもどうだろうか。
なぜなら長時間冷たい雨に打たれればそれはそれで人の体力は奪われてゆくからである。早歩きによって疲れるものの、早く帰宅することにより早歩きという最小限の疲れだけで済む事に対して、普通歩きの場合は歩く疲労度に加え、長時間雨に打たれるというリスクを負っている。では、どのようにして歩くのが最良と言えるのだろうか。
雨量に対して最適なスピードの歩き方が存在するのだろうか。
まるで雨と雨の隙間を縫うような、そんな魔法の様なスピードが。
答えは出ないままお家に着きました。

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数年前に書いた記事です。
あれから答えは出ないまま、現在に至ります。
明日は1日雨になるそうで、この答えをまた考えていたけど
まだ答えは出ないそうなので傘を持って出たいと思います。

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