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バンド練習を手軽にそこそこいい音で録音する為に使っているもの

音楽をやっていると、練習という作業が必要になり、そしてその練習から何を学んでいくかというのが重要になると思います。そして練習を振り返るには毎回自分の(自分たちの)音声を録音する、ということもわりかし大切なんじゃないかなぁと思っています。

そこで本記事では、私のバンド、サムタイム時々が毎回の練習を録音する際に利用している機材を紹介いたします。

現在の私の使用機材 - iPhone+SHURE MV88

今までいくつか練習を録音する機材を渡り歩いてきましたが、結局もっとも楽に録音する方法はスマートフォンだな、という結論に至り、iPhone接続用のステレオコンデンサーマイクを使っています。

選択のポイントとして私が重要視したのは、以下の3つでした。

1. ステレオマイクであること
主な用途は”バンドの音の録音”だったので、モノラルだとどうしても音が潰れてしまい細かいところまで音が拾えずに潰れてしまう可能性がある為、ステレオマイクであることが絶対条件でした。(”モノラルでも綺麗に聴こえるようなバンドサウンドを目指すべき”という議論はここでは置いておいてください・・・)結果として、ちゃんとギター二人の演奏が分離して聴こえるし、全体的にそれぞれのパートの演奏をちゃんと聴ける音で録音できたと思います。

2. 持ち運び・取り付けが簡単であること
ギターやエフェクターボードなどを練習には持っていくので、あまり大きかったり持ち運びが難しい形状だとしんどいので嫌だなと思っていました。例えば一般的なマイクでも、PCやiPhone/iPadにインターフェースを取り付けたりすれば録音できるわけですが、常設できるスタジオがあるわけではありませんので、肝心の練習を開始するまでの準備で時間を取られてしまいます。とにかく手軽に持ち運べてすぐに接続ができる、というのが重要でした。

3. 頑丈であること
2で書いた通り毎回持ち運ぶので、割と乱暴に扱っても長持ちする、というのも必要な条件でした。

以上の3つの条件を全てクリアしていると判断した為、SHURE MV88を購入しました。3つ目の条件はもうちょっと長期間使ってみないと分かりませんが、今のところ頑丈っぽいな、と判断しています。(2020年9月に購入、現在半年利用、バンド練習は週に1回)

なお、このマイクには専用のケースと、専用の風防が付属しています。専用ケースが付属している、というのは、2の条件を満たすためにも非常に高いポイントでした。

自宅で撮影した写真を適当に貼り付けておきます。

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接続して、録音するアプリなどを起動するとこの部分が光ります。(ただ接続しただけでは光らないのでご注意を)

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SHURE MV88と公式アプリの使い心地など

私はそのMV88を自分のiPhone SE(第2世代)と接続して、公式アプリを使って録音しています。公式アプリはこちらです。

この公式アプリを使えば、録音の用途によってマイクの指向性を変えることもできます。この4種類です。

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ステレオの場合は指向性の角度を変えられます。どういう仕組みなのか私にはまったく分かりませんが、便利です。基本的に私はステレオ120度のまま使っています。

他にもこのアプリで録音したり軽くコンプレッサをかけたり録音したものをきりとったり、色んな機能があります。Dropboxへ直接アップロードもできます。

SHURE MV88の欠点と追加購入したもの

実はこのステレオコンデンサーマイクは、たった一つだけ欠点があります。iPhoneをケースに装着したままだと接続ができないのです。
なので購入当初はこのようにケースから少し外して取り付けていました。

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ほんの少しの手間ですが面倒だな、と思ったそので、Lightningの穴を延長するだけシンプルなケーブル売ってないかな・・・と探してみたところ、ありました。

少し見た目が無様ですが、接続するとこのような感じになります。

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純正ではありませんので、ちゃんと音を録音できるか心配でしたが問題ありませんでした。iOSは現時点で最新の14.4.2を使用しています。

専用ケースにも無理やり入れられました。こうやって収まってる姿を見るとここに入れる為に存在しているのではないかと思ってしまうほどですね。

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実際に録音された音声

実際に録音された音を聴くのが一番分かりやすいと思いますので、私たちの最近の練習を録音したものを切り取ってこちらにアップしました。なお、切り取っただけで一切の加工をしておりません。録ったままの音です。(公式MOTIVアプリをデフォルトで使っているのでアプリ内で軽くコンプレッサが働いている可能性はあります)

この音は、iPhoneSE(第2世代)+延長ケーブル+SHURE MV88 (風防付)の状態で、ボーカルの音が聞こえるモニター付近かつ全員の真ん中あたりに置いて収録しています。日々のリハーサルがこのくらいの音で録音できれば十分なのではないかと個人的には思います。

公式アプリ上のマイクゲインの設定は、プリセットにある一番右の設定にしてあります。プリセット内ではもっともゲインを小さくする設定です。バンドは、音がでかいので。指向性はステレオ120度です。

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こうやって録音したものを、アプリ上でwavからm4aへ変換、そしてそのままアプリ上でDropboxへ送信して、バンドメンバーへ共有しています。昔はこんなに簡単に録音した音源を全員に送ることはできなかったですね。ほんとに便利になりました。

ちなみにこれは宣伝ですが・・・この練習曲は私たちのバンドのこちらの音源に収録されている1曲目です。
正式に録音された音源も是非聴いてみてください。是非・・・

以上です。もしバンド練習を手軽に録音したいなぁって思って迷っている方の一助となれば幸いです。もっとも、もしかしたらもうLightningが廃止されてiPhoneの端子もType-Cになったり、、、するかもしれないですが。そうなった場合も、SHUREの同系列の新製品などがきっと発表されるでしょうから、音は参考になるのでは、と思っております。

おしまい

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