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【Discord】コミュニティ運営者視点から考える「利用したいBot」とは?

Sorawafと申します!最近増えてきている相談の一つが「Botを作成し公開したけれど、導入して貰えない…」という悩み。従って、"どの様なBotをコミュニティ運営者は導入したいと考えるのか"という話題を記事にまとめてはどうかと考えました。Bot開発の参考や、運営者の皆さんがBotを選ぶ時の参考にして貰えればと思います。

1⃣Botを導入する時の最低条件

 Botを導入する時に以下の3点は、サーバー導入における最低条件としてチェックをします。逆を言えば、この条件を満たしていないBotは利用を控えます。

①サポートサーバーが整備されている。
②頻繁に落ちない。
③一定の信頼感を持つ事が出来る。

📌サポートサーバーの存在
 
サポートサーバーとは以下の機能を有する公式Botサーバーを指します。

・Botに関する基本情報の紹介
・Botにおける使用方法相談
・Botのお試し操作
・Botの不具合報告
・Botの最新情報告知
・Botに対する要望受付

 上記のサポートが無い場合、Botに不具合が生じた時の連絡先が無い事となります。絶対に不具合が起こらないBotは見た事がありません。大事なコミュニティの一翼を任せるBotに万が一の事態が起きた時、対処する手段がコミュニティ運営者に無い場合は導入を躊躇します。また、Botを導入する前に「どの様なBotか知りたい」「Botを試し操作したい」といった要望にも応える事が出来るサポートサーバーの有無は、導入するかどうかの決断に作用します。

📌頻繁に落ちない
 Botを導入する時、特に重要な機能を任せるBotであれば特に「落ちやすさ」を判断基準の上位に持ってきて考えます。「いざという時にBotが落ちていたら…」というリスクを考えてしまう為です。

 筆者の体感イメージで、月に1,2回落ちる程度なら許容できます。「何気なくBotを見てみるといつの間にか落ちていた」という事が数回続くと、利用を続けるか再検討します。とは言え、サポートサーバー等で状況を詳しく説明してくれていたり、改善策を示してくれていたりする場合は、そのままBotの導入を続ける事もあります。落ちる頻度とBotの魅力度を天秤にかけて判断しています。

📌一定の信頼感を持つ事が出来る
 開発者の情報が一切無いBotは導入を躊躇します。どの様な人がどの様な意図で作成しているのかというコンセプトが提示されていると、信頼感を持ち易いです。また、サポートサーバーでの動きや、SNSでの情報発信頻度から、積極的にBot開発やサポートを行っているかどうかを確認する事もあります。

 また、Botをサーバーに導入する時に要求される権限が、不必要に「管理者権限」を要求していないという事も信頼感に繋がります。Botが権限を持つと、Bot開発者の気持ち1つでコミュニティを荒らす事も出来てしまいます。その様な観点で考えた時、必要以上に高度な権限を要求しないBotは安心し易いです。


2⃣特徴を示しているBotは利用しやすい!


📌特徴的な機能が分かりやすい
 Botを導入する時の最低条件として、「サポートサーバー」「落ちやすさ」「信頼感」を挙げました。しかし、これらの条件をしっかり満たしていても、「他Botで事足りてしまうから」という理由で使って貰えない事は往々にしてあります。その様な時に重要なのが「特徴」を分かりやすく伝えてくれる事です。海外・日本含め様々なBotが登場している中、どうしても似たような機能を持つBotが増えています。そうした中で「このBotは此処が目玉」という事を明示して貰えると、数ある中からBotを選択しやすいのです。自分自身が出来る範囲で構わないので、少しでも他Botとの差別化を提案して貰えると、コミュニティ運営者は需要を見出す事が出来るかもしれません。

 特徴は「こんな新機能があります!」というアイデア型に留まりません。「サポートサーバーの機能が充実していますよ」「Botが送信するメッセージのレイアウトがとても見易いですよ」「独創的なキャラ付けをBotにしています」等、様々な方面で「特徴」を押し出しているBotは利用に繋がりやすいと思います。


3⃣実現は難しいかもしれないけれど…

 実現するのは難しい場合があるかもしれませんが、下記の様な工夫があるBotは利用しやすいです。

①Bot公式サイトが充実している。
②ダッシュボード操作が可能である。

📌Bot公式サイトが充実している
 サイト、ブログ、WIKI、それこそNoteでも構いません。何かしらの手段で、以下の内容をまとめているBotはとても利用しやすいです。

1,Botの概要
2,Botのプレフィックス
3,各種コマンドや機能の説明
4,サポートサーバーやSNSのリンク

 特に「コマンドや機能の説明」が重要です。大抵のBotは「help」コマンドを利用して操作方法を確認します。しかし、Discordのメッセージ欄でコマンドや機能の説明を如何に記載していても、一度に表示できる情報量には限りがあります。サイト等に纏められているほうが理解しやすいのです。サイトのページを見ながら、BotをDiscordで操作出来るというBot操作確認の手軽さも筆者的には大事。

📌ダッシュボード操作が可能である
 コマンド操作だけでなく、ダッシュボードで操作出来るとコミュニティ運営者としてはとても有難いのです。コマンドでは呪文の様な複雑な文字列を送信する必要がある場合でも、ダッシュボードで操作出来れば呪文を打ち込む必要はありません。設定が圧倒的に楽なのです。


 また、公式サイト、ダッシュボード双方の利点として、Botに搭載されている機能が視覚的に分かりやすいという意味合いもあります。サイトやダッシュボードを俯瞰する事で「こういった機能があるのか」「この機能は何なのだろう」と積極的に機能を確認・試しやすいのです。ヘルプコマンドだけである場合、「こんな機能あったの?!知らなかった…」と見過ごされてしまう事も多いかと思います。


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『MSS』の紹介
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執筆者:Sorawaf(Twitterはこちら)