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【Discord】サーバー即抜けの是非と考え方

Sorawafと申します! サーバーに入室して間もなく退室する「即抜け」行為。今回は即抜けを悪い事と捉えるべきか、良い事と捉えるべきか、その考え方を纏めたいと思います。

1.即抜けに対する認識の差

 即抜けを禁止するといった内容はDiscordガイドラインにはありません。サーバーに入室後、自分には合わないコミュニティだと考えて、直ぐにサーバーから抜けたとしても「なんて奴だ!」と責められる言われはない筈です。

 しかし、コミュニティ運営者は即抜けを好ましく思わない節があります。理由は「運営のモチベーションが下がってしまう」「コミュニティを本当に利用する人のみ来てほしい」等様々。しかし入室者からすれば知らぬ話。この様な状況が、入室者と運営者間の認識の差を生み出していると感じます。

 しかし、管理者は入室者との認識の差に気が付かないまま(気が付いていたとしても)、「即抜けするならサーバーに入らないで」といった「入室条件」を設けたり、「即抜けを何故したのか」とDMで絡みに行ったりといった「即抜けダメ主義」や「即抜けノー風潮」を生み出している様に感じます。しかし、その様な「即抜けしないで」対応で本当に良いのでしょうか…?

 ここで強調して言いたい事は以下の3点です。

①サーバーの入退室は利用者の自由
②即抜けされる理由を考える必要性
③即抜けに対する捉え方を変える必要性

そもそも入退室の強要をコミュニティ運営者は出来ません。利用者の完全な自由選択であるが故に、「コミュニティに残るか」「早々に退室するか」の選択は利用者に委ねる他ありません。即抜け自体を禁止する事より、即抜けされる理由に焦点を当てる方が有意義ではないでしょうか。「ただ即抜けしないで」という押し付けをした所で、即抜けに対する認識の差は変わりません。コミュニティ利用者は何故即抜けするのか、即抜けする背景や理由を知らぬままにせず探求し、利用者と運営者間の溝を埋める事が肝要です。


2.即抜けされた時の受け止め方

 即抜けをショッキングに感じるコミュニティ運営者は多いかと思います。「もしかしてサーバー使い難かったのかな」「気分を害してしまったのかな」といった様々な事を想像して悩んでしまう。しかし、即抜けには「気に病む必要のない即抜け」「気にするべき即抜け」があると考えれば、気が少し楽になるかもしれません。前者は気にせず粛々と、後者は「悩んで嫌な思いをしてそれで終わりは勿体ない」と考えて運営の糧にするべきです。


3.気に病む必要のない即抜け

①興味本位の即抜け
 「良く分からないけど気になったので入室してみました」この様な興味本位の入室者をコミュニティに根付かせるのは、「どの様なコミュニティか把握して入室しました」という場合と比べて難しい話です。興味本位の入室者のみ鯖に訪れる場合は、宣伝文等に問題がある可能性を考えるべきです。しかし、その数が過度に多い訳でないならば、気を病む必要性は低いと考えて良いのではないでしょうか。

②人数規模が増えてきてからの即抜け
 人数規模が一定以上になると、口コミで様々な人がコミュニティを見聞きするようになります。そうすれば自然と入室者が一定数流れてくるようになるわけですが、全員が全員コミュニティに定着してくれるという事は中々ありません。定着率100%のコミュニティは現実的ではないのです。どんなに良いサーバーを整えても、人によって合う合わないは必ずあります。

③荒らしによる即抜け
 入退室を繰り返して、ウェルカムメッセージを連続で表示させる荒らしがあります。勿論認証レベルを上げる、セキュリティBot導入等の対策は必要です。しかし「コミュニティが自分にとって合わないから抜ける」という即抜けとは意味が全く変わってきますので、気に病む必要はありません。


4.気にするべき即抜けとは

①コミュニティを利用した痕跡がある場合
 「メッセージを送信していた」「リアクションロールで役職を貰っていた」「ボイスチャットに入室していた」等、コミュニティを利用した形跡があるにも関わらず抜けている場合は、何故抜けてしまったのか考察が必要です。例えば、メッセージを一度でも送信していたのであればその前後のチャットログを確認してみると何かに気が付く可能性があります。もしかしたら、「新規さんのメッセージがスルーされている」「挨拶など一切なく会話に入り難い雰囲気だった様子」等、抜けてしまったきっかけを見つける事が出来るかもしれません。即抜けの背景や理由が分かれば対策を講じる事が出来ます。

②同じコンセプトの他コミュニティには居る場合
 同じジャンル・コンセプトの他コミュニティには入室したままで、自分のコミュニティからは抜けている場合があります。そのような場合は自鯖と他鯖の違いに目を向けてみる必要があります。「仲の良い友人が他鯖の方に居た」といった理由であればそこまで気にする必要は無いと思います。しかし、「自鯖より他鯖の方が優れている」点があったなら、そこを把握する事が大事ではないでしょうか。

③突然即抜けが増えた場合
 ある時期から突然即抜けする入室者が増えたのならば、その時期の前後に何があったのかをコミュニティの内・外で確認する必要があります。サーバーの改善が逆効果になっていないか、新規メンバーにとって見難いレイアウトになっていないか、コミュニティ外で何か問題が生じていないか、意識を広げてみると気が付くことがあるかもしれません。


5.まとめ

 「即抜けダメ主義」や「即抜けノー風潮」から抜け出して、何故即抜けが起こるのか背景や理由を考えてみると、貴方のコミュニティ運営がより良くなるはずです。また、即抜けには「気に病む必要のない即抜け」「気にするべき即抜け」があります。前者は程々に、後者はしっかりと受け止めて鯖運営に活かしていく考え方が肝です。

 即抜け行為は運営者によって良い悪いと言われる筋合いのものではなく、コミュニティ入室者からの一種のフィードバックと捉えてみてはどうでしょうか。


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執筆者:Sorawaf(Twitterはこちら)