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数年越しのステージで_20230326

 お久しぶりです。今日はオタク話ではなく、備忘録としてnoteを綴ろうと思います。
 今日は、母校の合唱部の定期演奏会を観に行きました。同級生の子に誘われて久しぶりに、観劇のために劇場へと足を運びました。

 もちろん個人的メインは、同級生も歌うOGステージ。曲は何度かステージで聴いたことのある、高校1年生の時に初演をした合唱曲でした。
 幕が上がると、スポットライトを浴びて数年ぶりにステージに立つ級友の姿が。正直、卒業後にみんなが歌っているステージを見ることが出来るなんて思ってもいなかったため、涙が溢れてしまいました。

 私自身は放送部に所属していましたが、高校1年生のクラスに合唱部員が多かったこともあり、合唱部は自分の部活以外では最も思い入れのある部活でした。いつか自分も、合唱部のみんなと同じステージに立つことを夢見ていました。

ステージに立つ級友の姿は、あの頃に比べたらもちろん大人びていたものの歌っている時の笑顔はあの頃と変わっていません。なんだか、懐かしい気持ちになりました。

高校1年生の春、集団宿泊で校歌を歌ったこと。総体の開会式で歌うみんなを見に行ったこと。秋の文化祭で合唱を披露する姿を舞台袖で見ていたこと。冬には合唱コンクールに向けてみんなで練習したこと。
高校2年生の春、総体の開会式を録画して合唱を聴いたこと、総文のステージに立つみんなを舞台袖から眺め来年は絶対共演したいと心に決めたこと。秋大会のアナウンスのために級友を取材したこと。
高校3年生の春、新型コロナウイルスの影響でお互い最後の大会がなくなってしまったこと。ついに共演が叶わないまま卒業してしまったこと。

曲を聴いてるうちに、卒業式の時は何ともなかったのにたくさんの思い出がフラッシュバックして、涙が止まりませんでした。

私は音楽経験が全くないため、音楽的な感想を抱くことは出来ません。ただ、あんな素敵な笑顔で歌っている姿を、あの素敵な歌声をもう一度観て、聴くことが出来た感動は、上手く言葉に出来ないものでした。

 在学中も、ずっと自分のクラスメイトがこんなにカッコイイなんて思わなかったと毎回言っていたけれど、今回のステージも、本当に本当に素敵でした。

私は成人式のあと、多くの中高の友人とのつながりを断ちました。
それでも、今日会った級友たちは優しく接してくれました。自分の周りには暖かい友人がたくさんいるのだと感じました。
また、さまざまな事情で、中高の記憶があまりないのですが、自分が忘れていた「母校」という存在の大きさを感じた半日でもありました。卒業しても、思い出せなくなっても、あの憧れの制服を纏っていた3年間はかけがえのないものだったのでしょう。

 こんなに級友が好きなことにひたむきに生きている姿を見て、自分も好きなことを諦めたくないと思いました。

この春から私は大学3年生。来春に就職活動を控えているため、冬には好きなことに一度ピリオドを打つことになります。
 今年は、好きなものにもやるべきことにも真摯に向き合う一年にしたいです。

素敵な機会をくれた級友、どうもありがとう。
またどこかで会いましょう。

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