人々がiPhoneを買った本当の理由
まだガラケーが当たり前であった時、
巷に出てきたiPhoneの、今まで見たことのないフォルムと機能性に
衝撃を覚えた人は多いはず
あの頃から徐々に、徐々に、iPhoneが普及し
一気に爆発的な伸びを見せ、
今や人口の70%はiPhone利用者なのではないか、とさえ思う
iPhoneはとても合理的且つ画期的な機能で人々を驚かせた
掌にまざまざと見せつけられるテクノロジーの新しい姿に
時代が大きく変わりそうな予兆さえ感じさせた
ただ、その技術革新、それだけが、
本当にiPhoneが全世界に普及した理由なのだろうか?
私は、あの無機質でシンプルな表面のアルミボディに
素材の持つなんとも言えぬ本質的な美しさと、
Appleの描く魅惑的なブランドストーリーを、
人々が無意識のうちに感じとったからではないか、
と思っている。
人は合理性と、機能性と、交換価値(コスト)だけでは
購買活動を行わないのだ
モノが持つ生来の美とその世界観が、人の心のセンサーに触れた時に初めて
「iPhoneを持つ自分」を瞼の裏に重ね合わせ
あの高価なiPhoneを購入したいけど、どうしたらいいのか?
と考え始めるのだと思う
人は社会活動において
モノやサービスの、その先にある
「真・善・美」
といった本質的な価値を
求めているのだと思う
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