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ヘアライン加工

弊社ブログ『キリンノメ』に投稿したのが2010年10月19日10年近く前に投稿したものが今でもアクセスしていただいていたので、あらためてご紹介します。


キリンノメ『アルミの加工~ヘアライン~』
https://ameblo.jp/kirineyes/entry-10681649267.html

ヘアラインとは、一方向に均一に研磨していく表面処理のことを言います。

今では音楽を聴くのは携帯型の音楽プレーヤーやスマートフォンで、サブスクで聴くのが普通ですが、昔のオーディオと言えばコンポ(コンポーネントステレオ)でその前面のパネルがこのようなヘアライン処理されていました。普通ですが、昔のオーディオと言えばコンポ(コンポーネントステレオ)でその前面のネルがこのようなヘアライン処理されていました。

ステンレスのシンク、駅のホームの手すりなどにも施されています。
ヘアライン処理することで表面のツヤが消えて(光沢がなくなり)、シックな落ち着いた雰囲気になり高級感を演出していたりします。

これは感性のちがいがあるので、光沢がある方が高級感があると感じる人もいますのでそれを否定するわけではありません。


ここで先日、紹介したDOOROPENER M ver4を見てみましょう。

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これはマシニングによる加工のみでヘアライン処理はしておりません。
切削した跡、切削目(せっさくめ)とかツール目(ツールメ)とか加工現場では表現していますが、工具(エンドミル)がぐるぐるまわったカッターマークが2枚目(縦)の写真ではわかると思います。

これを美しいと感じるかどうかはそれぞれの主観です。


この表面にペーパーで簡易的に一方向で磨いてみたのがこちらの写真。

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ツヤが消え(光沢がなくなり)、一方向に傷がついている感じになりました。
これは適当にペーパー(紙ヤスリ)で磨いただけです。
元の加工した跡の切削目が完全には消えていません。
これは参考のために磨いただけですから、お世辞にもキレイとは言えません。

こういったフラットな面であれば切削加工後に、一方向に研磨していくのは難しくありません。
しかし、3D形状や凹凸のある形状では難しくなります。

弊社ではヘアラインのような仕上がり、つまり一方向の均一な切削目にすることを行なっております。

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工具の走らせ方(動かし方)でこのように均一に一方向での仕上がりが可能です。
フラットな面に限らず、凹凸があったり曲面でも可能です。

これまで通常の光沢をおさえたヘアライン処理をご希望されたお客様に、この方法を提案させていただきました。
ツヤは消えませんが、均一で統一感のある仕上がりを気に入っていただき、今ではこちらの仕上がりをご希望されています。

特にヘアラインを希望されていないお客様も、このような仕上がりをご希望される場合もございますのでご要望に応じて加工対応しております。

さらっとドアオープナーを紹介しましたが、樹脂製ではなく真鍮製で
形状を少し変更させているのでVer4.1です。
樹脂に比べて重くなるため厚みを薄くしています。

ご興味ございましたら、お気軽にご連絡いただきますようお願い致します。
複数割引を行なっております。


DoorOpener お問い合わせ先
ドアオープナー受付窓口:TEL 072-828-0915
受付時間:平日 9時~18時

お問い合わせフォーム:https://bit.ly/2KuREhB
こちらは24時間受付しております。

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