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20210427 デザイン日報

○今日の気になるWebサイト

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鯛のないたい焼き屋 OYOGE
https://oyogetaiyaki.com/

隣の部署の方もすごい!とおっしゃっていた「鯛のないたい焼き屋 OYOGE」のWebサイトをご紹介します。
実はこのWebサイトは、ノーコードでWebサイトを作成できるSTUDIOというブラウザのツールで作られています。
STUDIOでここまで丁寧にアニメーションを実装できるなんてすごいですよね!
アニメーションの表現を1つ決めて全て同じにするのではなくて、フェードインフェードアウトだったり、下から上に出現したり、見せたいところのポイントにわけてアニメーションを設定しているからこそ「STUDIOでもこんなことができるの?」と思えるような上質なWebサイトに仕上がっているんだろうなあと解釈しております。

日頃から”何気なく”見ているWebサイトのアニメーションも、実は「スクロールして何秒後に走る」「速度は一定ではなくこのくらいの緩急をつける」など、ひとつひとつに細かく設計がされて初めて引っ掛かりなく”何気なく”見ることができます。
そのくらいアニメーションの感覚は実は難しく、そこまで指定するのがデザイナーなのか、それとも最適なアニメーションを表現するのがエンジニアなのか、よく議論を耳にしていました。
ノーコードでのWeb制作はコーディングができない人がWebサイトを作りやすいからこそ、こういうアニメーションで差がつきそうですね。

そもそもこの「鯛のないたい焼き屋」というコンセプトがとてもキャッチーで、思わず「どういうことだろう?」ともっと知りたくなるCIですよね!
こういった「OYOGE」の世界観のファンだったデザイナーさんが、その世界観を活かしてWeb制作をされたようです。


○今日の気になる記事

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デザインリサーチは創造性を育む「しばりプレー」——書評『デザインリサーチの教科書』|デザインビジネスマガジン"designing"
https://note.designing.jp/n/n5c3a51dfe524

私が日頃からしているデザインのリサーチだったり、案件のリサーチ(市場調査)についてなにか学びになるかなと思ってこちらの書評の記事を読んでみたところ、今一番気になっている本となっております。
一番最初に

本書『デザインリサーチの教科書』によると、日本だとまだあまり聞き慣れないこの概念は、すでに欧米では一般的な手法となりつつあり、専門職としてのデザインリサーチャーの需要は高まるばかりだという。(記事引用)

という一文を読んで、「デザインリサーチャー」という専門職が存在し得ることにとても衝撃を受けました!
マーケティングリサーチは統計データから平均値を求めてマーケティングを強化しより多くの人にリーチするためのものに対して、デザインリサーチは集団ではなく一人一人に注目しその新たなインサイトを探し出すためのものだそうです。
マーケティングリサーチが1を10にする方法論とするなら、デザインリサーチは0を1にするための方法論と言えます。
先日ご紹介したmountのイムさんのインタビュー記事でも、プロジェクト期間の約1/3をリサーチからコンセプト設計・ディレクションに費やすと書かれていました。
デザインは見た目を作るだけが作業の範囲なのではなく、リサーチとそれを踏まえた設計の工程が非常に大事な核の部分になっていくのです。


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