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タマンノート@伊豆大島

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このマガジンは私自身のタマン(ハマフエフキ)釣りの記録を記した私本的な編集ものです。この釣りの記録を通していくつかの考察を加え、読者の皆様に新しい視点を提供したいと考えています。…
この記録を読むことで読者はタマン釣りの疑似体験が可能となります。それのみならず釣り方(仕掛け・エサ…
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2021年2月の記事一覧

はじめに

このタマンノートは、大物編、入れパク編、ボウズ回避編、総括編の4つのパートで構成される。まず【大物編】は70オーバーのタマンの釣行記録となる。伊豆大島では70オーバーのタマンは1年に数度上がっており、これに関する記録は非常に貴重なものとなる。【入れパク編】は数多く釣れた場合だけでなく、1時間~数分間で数枚を上げた場合も含める。入れ食いと呼ばれる状況は8末~9月中旬のあるタイミングで多く発生する。またそれ以外にも特定の条件が重なると発生することもある。これについて言及したい。【

【大物編③】大海亀の贈り物:2019.7.20.19:38 74cm 5.8kg

毎年、7月になると巨大花火大会が各地で実施される。この五臓六腑に打ち響く爆裂音は、魚にとっても影響大なりである。実は8月だったのだが花火大会の日程を回避したと思い込んでいた。しかし天敵である沖縄付近で台風が爆誕する。遥か彼方の台風であるが、強力な自然エネルギーが引き起こす大ウネリは、この島にも当然至る。しかしながら、結果として高活性な釣りとなり、ある意味良い教訓ともなった。この話をタマンノートで掲載しない理由はない。では早速、このストーリーを語ることにしよう。

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【入れパク編①】疾走!夏枯れタマン:2020.8.29-30, 69.5~64cm

当日は本年3回目の釣行であり、かなり出遅れた感じがするが仕方がない。この年は8月に入り殆ど雨が降らず、海は夏枯れ状態で塩分濃度もかなり高めの状態だったのではないか。また当日の潮も若潮から中潮に移るタイミングで勢いがなく、さらに快晴で月が出るとのことであった。月夜では水深の深い場所に移るか、ラインを細くするか何か手を考える必要があるが、今日は夏休みの最終日で場所が限られているし、細いラインも持ち合わせていない。全く期待薄の中、少し流れ込みがある場所を選択することにした。

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【入れパク編②】熱血パンツ一丁&ビーチラン:2019.9.28.18:14~20:53,62/52cm

伊豆大島のタマン釣りは、9月中旬の若い潮のタイミングにおいて最も大釣りできる可能性が高い。しかし10月に入ると急激にアタリが遠のく。ほとんど釣れない。多少の前後はあるが、ここ数年の経験からこう思う。この2019年10月は大型台風の直撃もあり、島民の皆さんにとっては大変な1年であったと思われる。少々不謹慎ではあったが、釣れないと分かっていても、10月1日以降、年末まで土日7回島を訪れたが、やはり全く釣れなかった。この日誌は、入れパクと言っても、2尾しか取れなかったが、この201

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【ボウズ回避編①】激突!三脚変形フルパワータマン:2018.07.21.22:00,55.0cm

このボウズ回避編とは、かろうじて1尾または外道のみという、ある意味、微妙または悲惨な釣果の記録である。釣道・釣技の研鑽に専念されている読者諸子に於かれては読み飛ばされることを期待する。また私の備忘録には、釣りの記録が膨大にあるが、このタマンノートもこの個人的経験に基づくメモをベースにしている。どうか御笑覧いただければ幸甚である。 当日は台風が太平洋に鎮座しており、波高2-3mの予報で小潮。午後便のジェットで元町に到着すると、左右に長いうねり波が押し寄せているが比較的平穏な感

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【ボウズ回避編②】早朝大爆発!怒号ラリアット!!!2017.09.10.3:58,63cm

9月と言えども、まだまだ暑い。この日は、中潮で深夜1時に干底となっており、潮が良く動くタイミングで、朝夕マズメが重なることになる。タマン釣り全盛の夏の季節で、超大物を期待できないはずがない。 釣り場に入り、薄暮の18:00頃に暑さで参っていると、突然フルロックのスピンパワーBXが、突如、三脚を飛び越え鬼飛びし、海中に鬼のように突き刺さり沈む。調子に乗ってフルロックにしていたためで、幸いにして尻手ロープを付けていたの助かった。慌てて回収する。魚はついてなかった。大いに反省した

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