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音の力 9 ~電車のモーター音~

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前回に続いて鉄音特集です。

今回は電車がミュージックを奏でながら走っているという話なのですが・・・やはりははあと来ましたか。


タイフォーンとも呼ばれる電車の鳴らす警笛音、これにミュージックが使われているのを聞いたことがありますか。

はい、今回は残念ながらその話ではありません。


電車に使われている動力源のモーターが出す音の話です。

厳密には速度を制御するための制御器から出る音なのですが、多くの場合耳障りなウィーン、ウィーンウィーといった騒がしくやや甲高い音です。


ならば、その音をドレミファの音階になるようチューニングしたらどうだという発想です。

ドイツのシーメンスの技術者が考えたものということですが、関東地方では京急の電車で聞くことができます。

京急1000 品川 八ッ山橋SD


京急1500 品川 八ッ山橋SD


京急2100 品川 八ッ山橋SD

それも快速特急と呼ばれる特急電車で最初に採用されました。
走り出すとき、速度の変化が音階で分かるといった感じです。

ドーレミファソラシーみたいな感じなのですが、スタート音はドではなくファだという説もあるのですが、残念ながら絶対音階のない私には区別は付きません。

そして、これも世の流れか、だんだん普通のウィーン、ウィーンが多くなっているということのようです。

どうでしたか、宮川流鉄音の旅、皆さんのご希望があれば、またやってみます。

今回はこれにておしまい。​

 

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